藤波辰爾、長州力引退試合の対戦を受諾「タッグでもシングルでも受けて立つ」

スポーツ報知
藤波辰爾

 プロレス界のレジェンド、藤波辰爾(65)が14日までにスポーツ報知の取材に応じ、来年6月26日に後楽園ホールで行われる“革命戦士”長州力(66)の引退試合に参戦することを明かした。

 長州は、昨年12月28日に後楽園で行われたファイナルロード第一弾「POWER HALL2018~イヤー・エンド・スペシャル~」で引退試合の対戦相手を「それはやっぱり藤波辰爾でしょう。彼以外はボクは…。やっぱり、彼がいなかったら、もっと早く辞めてるか、こうやって力入れて動いてはいないですよ。凄い対戦相手に恵まれて自分のスタンスがここにありですから。それはもう感謝ですよね」と昭和の黄金時代から名勝負数え歌を展開してきた藤波との対戦を希望していた。

 これに対し藤波は返答を保留していたが、このほど長州の要望を受諾し、最後の対戦相手を務めることを明かした。「即答できなかったのは、スケジュールがハッキリしていなかったからだったんですが、スケジュールも折り合いが付いたので参加します。長州のけじめとなる試合にボクがいないのはファンに対してもポイントがズレてしまうと思う。長州のあの気性からすると、リングシューズを履いてリングに上がるのはもう最後かなと思います」と話した。

 カードについては長州サイドに一任している。「どういうカードなのかわからない。長州が何を要求するのかまだ分かりませんが、タッグであろうが、シングルであろうが彼の要求するままを受け止めたい。名前を出された以上は受けて立ちます」と文字通り最後となる長州との対戦を心待ちにしていた。

 藤波と長州は15日に後楽園で開催する武藤敬司(56)がプロデュースする「PRO―WRESTLING MASTERS」で獣神サンダー・ライガーとのトリオで参戦。前田日明氏(59)がセコンドを務める藤原喜明、長井満也、冨宅飛駈組と対戦する。さらに藤波自身は、主宰する「ドラディション」が4月21日に大阪南港ATCホール、同26日に東京・後楽園ホールでの開催が決定しており、平成最後の年に昭和のプロレスファンの胸を熱くする戦いを見せていく。

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