蝶野正洋、シャイニングケンカキックの大暴れでT2000勝利「またこのリングで会うことを楽しみにしている」

スポーツ報知
勝ち名乗りを上げる(左から)スーパーJ、小島聡、ドン・フライ、蝶野正洋、天山広吉、ヒロ斎藤

◆「PRO―WRESTLING MASTERS」(15日、後楽園ホール 観衆=1759・超満員札止め)

 プロレスラー・武藤敬司(56)がプロデュースする「PRO―WRESTLING MASTERS」が15日、後楽園ホールで行われた。

 メインイベントで武藤率いるBATTのドン・フライ、太陽ケア、新崎人生、大谷晋二郎と組んで、蝶野正洋率いる天山広吉、小島聡、ヒロ斎藤、スーパーJのT2000と対戦。セコンドの蝶野がシャイニングケンカキック、椅子攻撃、武藤もドラゴンスクリュー、シャイニングウイザードを繰り出すなど両雄が大暴れ。最後はフライがT2000へ寝返り、小島がケアをラリアットで倒し、T2000が勝利した。

 試合後、マイクを持った蝶野は武藤へ「いつまでこんな興行やっているんだ。ここへ出ているOBオレはみんな尊敬している。まさにマスターズだ。そのマスターズを食い物にしているのがお前だ」と挑発した。さらに「マスターズは素晴らしい。こういう興行をなくさないためにも武藤をしっかりチェックしていく」と明かし「またこのリングで会うことを楽しみにしている」と再び登場することを予告していた。

 バックステージでは「マスターズというイベントにプロレス界のそうそうたる人たちをリングに上げるのは素晴らしい。ただ、高齢者、先輩方の使い方が非常に巧みなやり方が上手だなと。お客さんもマスコミもだまされている。武藤敬司はプロモーターとしての腕も素晴らしい」と武藤を褒め殺した。天山から「今度は蝶野さんが選手として試合やりましょうよ」と復帰を促されたが「がんばります」と苦笑いしていた。

 

 全成績は以下の通り。

 ▽メインイベント8人タッグマッチ60分1本勝負
 天山広吉、〇小島聡、ヒロ斎藤、スーパーJ with蝶野正洋(17分24秒、ラリアット→片エビ固め)ドン・フライ、●太陽ケア、新崎人生、大谷晋二郎 with武藤敬司

 ▽第4試合6人タッグマッチ45分1本勝負
 〇長州力、藤波辰爾、獣神サンダー・ライガー(12分01秒、リキラリアット→体固め)藤原喜明、長井満也、●冨宅飛駈 with前田日明

 ▽第3試合6人タッグマッチ30分1本勝負
 越中詩郎、青柳政司、〇斎藤彰俊(16分22秒、スイクルデス→片エビ固め)グレート小鹿、タイガー戸口、●将軍KYワカマツ

 ▽第2試合タッグマッチ30分1本勝負
 ディック東郷、〇獅龍(10分51秒、ムーンサルト→片エビ固め)NOSAWA論外、●FUJITA

 ▽第1試合シングルマッチ20分1本勝負
 〇高岩竜一(9分44秒、デスバレーボム→片エビ固め)●リッキー・フジ

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