天山広吉、飯塚の引退に涙…最後まで改心に至らず「二度とオレの前に姿現すな」

スポーツ報知
引退する飯塚高史(左)の狂乱を静めようと、涙を浮かべて説得する天山広吉

◆新日本プロレス「NEW JAPAN ROAD」 ▽飯塚高史引退記念試合6人タッグマッチ60分1本勝負 〇天山広吉、オカダ・カズチカ、矢野通(22分14秒 ムーンサルトプレス→体固め)鈴木みのる、タイチ、飯塚高史●(21日、東京・後楽園ホール、観衆1726人札止め)

 天山広吉(47)が飯塚高史(52)の引退に涙を流した。

 飯塚の引退試合で天山は、オカダ・カズチカ、矢野通と組んで鈴木みのる、タイチとトリオを結成した飯塚と対戦。最後は、天山が飯塚に友情Tシャツをかけ、ムーンサルトプレスでフォールした。試合後は、涙を流しながら改心を求め、飯塚も一度は握手し応じたが、一瞬で裏切られ再び暴行を受け、無念を抱えながらそのまま控室に引き上げた。

 天山と飯塚は、友情タッグを結成し2008年4月27日、大阪府立体育会館で真壁刀義、矢野通が持つIWGPタッグへ挑戦。ところが、この試合で、飯塚が天山を裏切り、タッグは崩壊した。引退試合の前には、友情タッグの再結成を呼びかけたが、願いはかなわず最後も対戦するはめになり、和解することなく終戦を迎えた。

 バックステージで天山は「しょうがないです。これが彼のヒールの生き様かしらないけど、最後に大ドンデン返し待ってたけど。今日で最後、引退、どんな形であろうと引退したんやから二度とオレの前に姿現すなよ。次、現れる時は、元の飯塚に戻って欲しいね。だったら何回でもやってやる」とうめいた。一方で飯塚の現役生活を「33年ですか。まだまだ全盛でやれると思うけど、これで終わってしまうのは残念やと思います」と裏切られてもねぎらいの言葉を残す人の良さを見せていた。

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