藤波辰爾、「ドラディション」に獣神サンダーライガー参戦に「快く送り出してくれた新日本に感謝します」…4・26後楽園

スポーツ報知
会見する藤波辰爾

 プロレス界のレジェンド、藤波辰爾(65)が12日、東京・巣鴨のプロレスショップ「闘道館」で会見を開き、自身が主宰する「ドラディション」の4月26日、東京・後楽園ホール大会に来年1月4、5日の東京ドーム2連戦での引退を表明している新日本プロレスの獣神サンダーライガーが参戦することを発表した。

 ライガーは、藤波、越中詩郎(60)と90年に結成した伝説のユニット「ドラゴンボンバーズ」を再結成し、藤原喜明、ヒロ斎藤、ブラック・タイガーと対戦する。「ドラディション」に新日本所属選手の参戦は初。2006年に新日本プロレスを退団した藤波は、ライガーの参戦に「自分にとってこの上ない気持ちです。ライガー選手を迎え入れるのは非常に意味のあることだと思っています。快く送り出してくれた新日本プロレスに本当に感謝します」と思いを明かした。

 ライガーはこのほど、引退を表明したが「ボク自身も、それを聞いて驚きました。彼には、今年初めにオファーをしたんですが、その時は、いろんな話し合いがあったと思います。そういう中で敢えてウチのリングに上がってくれるのは、さらに意味深い試合になると思います」と話した。

 試合は、ライガー、越中とトリオを結成し90年に結成した伝説のユニット「ドラゴンボンバーズ」の復活となる。ドラゴンボンバーズは90年に藤波が大相撲の部屋別対抗戦をイメージし、新日本プロレスの中で結成した独立したユニット。越中、ライガー、故ブラック・キャット氏、飯塚高史氏らが参加した。「懐かしいドラゴンボンバーズ。当時は、メラメラっと若い気持ちがあった時代。新日本に矢を向ける意味ではなく活性化を目指した」と振り返った。

 結果的には、ドラゴンボンバーズは、藤波の狙いが実らず自然消滅する形になった。「今は、いろんな団体が活動することになっていますが、当時は、時期的には早かったのか、自分で旗を降ってみたいという意味があった。選手にも夢を目指して欲しいという意味もあった」と明かし、平成最後の復活へ「いいコンディションを作って、万全の状態で臨みたい」と意気込んでいた。

 4・26後楽園には、藤波の師匠で参院議員のアントニオ猪木氏(76)が“参戦”。メインイベントでリングに登場し藤波と対峙することが決まっている。

 4・26「ドラディション」後楽園大会全対戦カード

 ▽メインイベント

アントニオ猪木 × 藤波辰爾

 ▽セミファイナル6人タッグマッチ60分1本勝負

藤波辰爾、越中詩郎、獣神サンダー・ライガー 対 藤原喜明、ヒロ斎藤、ブラック・タイガー

 ▽タッグマッチ45分1本勝負

長井満也、田中将斗 KAZMA SAKAMOTO 対 KENSO、関本大介、YAMATO

 ▽タッグマッチ30分1本勝負

坂口征夫、スーパータイガー 対 真霜拳號、新井健一郎

 ▽タッグマッチ20分1本勝負

倉島信行、TAMURA 対 三州ツバ吉、藤原ライオン

格闘技

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