長州力、6・26引退試合のマッチメイク構想を披露…藤波辰爾との対戦に加え「若い選手も入れたい」

スポーツ報知
長州力

◆「K―UP IMPACT in Blue Field~2019SPRING~」(24日、千葉・Blue Field)観衆213人=超満員札止め

 6月26日に後楽園ホールで引退試合を行う“革命戦士”長州力(67)が24日、KAIENTAI DOJOの千葉・Blue Fieldに最初で最後の参戦を果たした。

 長州は、メインイベントで越中詩郎、真霜拳號と組んで、タンク永井、吉田綾斗、梶トマトと対戦。越中からのヒップアタックを受けてリキラリアットで梶をグロッキーに追い込んだ長州。最後は越中がパワーボムで仕留め、勝利を飾った。

 試合後、長州は「あと3つか」と現役生活が残り3試合となったことを明かした。次戦は、永遠のライバル、藤波辰爾が主宰する「ドラディション」が4月21日に大阪南港ATCホール。長州は、越中、坂口征夫と組んで藤波、ヒロ斎藤、関本大介と対戦する。この試合は、数多くの激闘を展開した大阪で最後の試合となる。

 さらに5月19日にFREEDOMSの宮古島大会に参戦し、6・26後楽園のラストマッチとなる。途中、5月12日に故郷の山口県内で試合を行うが、興行ではないため「山口は頭の中にない。イベントだから、無料だからね」と明かし、この日のKAIENTAI DOJOを終え首都圏での試合は、引退試合を残すだけとなった。

 注目のラストマッチは、改めて藤波との対戦を「やる方向に持っていきたい。最後まで接していたいよね。やっていたい」と熱望した。さらに「何か若い選手もちょっと入れたいなっていうのもある。意向は聞いてもらっているけど、どうなるか」と明かし、長州イズムを伝承する若手選手も試合に加えたい構想を打ち明けた。

 いよいよ引退まで最後の直線に入った革命戦士。「第4コーナーを切りましたが」との質問には「競馬かよ」と笑いながら「ハルウララだよ。競馬で言えばそうだ、ハルウララ」と、なぜかかつて高知競馬で113連敗を記録しブームを起こした「ハルウララ」に自身をなぞらえ、上機嫌で控室のドアを閉めた。

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