オカダ・カズチカ、SANADA下し6年ぶり2度目V!「MSGでチャンピオンになってくるぞ!」…新日NJC全成績

スポーツ報知
オカダ・カズチカ

 ◆新日本プロレス「NEW JAPAN CUP2019」大会(24日、新潟・アオーレ長岡、観衆3991人札止め)

 優勝者が4月6日の米マディソン・スクエア・ガーデン(MSG)大会でのIWGPヘビー級王者・ジェイ・ホワイト(26)への挑戦権を獲得する、春のシングル・トーナメント戦「NEW JAPAN CUP」(NJC)の決勝が行われた。

 優勝宣言していたオカダ・カズチカ(31)が初Vを狙ったSANADA(31)と同い年対決。SANADAの必殺技・Skull Endで追い込まれるシーンもあったが、最後は逆転のレインメーカーで快勝し、2013年以来、6年ぶり2度目の優勝を飾った。

 試合後、マイクを持ったオカダは「ニュージャパンカップ優勝~!」と絶叫。「新日からいろんな人がアメリカに行ったけどさ。俺はこの新日のリングが世界一だと思ってます。SANADAさんの言葉を借りれば、俺は世界で一番、新日が好きだ~! アメリカから帰ってきたら、また、SANADAさんとやるよ。と言うわけで、MSGでジェイ・ホワイトのクソ野郎をぶっ飛ばすか~!」と叫んだ。

 すると、ホワイトがリングイン。オカダにベルトを見せつけると、「優勝おめでとう。だが、MSGでは、俺がおまえを倒してMSGを後にする。俺の時代だ」と言い放った。

 オカダは「(英語で)何を言っているか分からないけど、おまえと俺じゃ、レベルが違うんだよ!」と言い捨て、「と言うわけでMSGに行ってきます。そして、オカダ・カズチカ、IWGPのチャンピオンになってきます。カネの雨が降るぞ~!」とマイクを締めた。

 オカダは試合後のバックステージでも「あぁ、きつかった」と本音を漏らした後、「結局、大本命のオカダが勝ったでしょ。MSGまで気持ちを切らさず進んでいきたいと思います」と気合を入れた。

 また、解説席の柴田勝頼(39)に試合後、あいさつした一幕について聞かれると、涙を流し、「柴田さんに『勝て』と言ってもらえた。勝って帰ってきたい。ジェイには(2連敗中で)借りもある。なにしろMSGで新日のすごさを見せつけて、チャンピオンになって、日本に帰ってきたいと思います」と続けた。

 ▽タッグマッチ20分1本勝負
 〇永田裕志、中西学(6分31秒 ナガタロック2)辻陽太、上村優也●

 ▽6人タッグマッチ20分1本勝負
 〇マイケル・エルガン、コルト・カバナ、トーア・ヘナーレ(8分22秒 エルガンボム→エビ固め)天山広吉、小島聡、海野翔太●

 ▽6人タッグマッチ30分1本勝負
 〇ランス・アーチャー、鈴木みのる、デイビーボーイ・スミスJr.(7分29秒、キラーボム→片エビ固め)真壁刀義、矢野通、本間朋晃●

 ▽8人タッグマッチ20分1本勝負
 〇鷹木信悟、内藤哲也、EVIL、BUSHI(11分38秒、パンピングボンバー→片エビ固め)飯伏幸太、石井智宏、田口隆祐、成田蓮●

 ▽タッグマッチ30分1本勝負
 〇タイチ、ザック・セイバーJr.(10分22秒、タイチ式外道クラッチ)棚橋弘至、ウィル・オスプレイ●

 ▽6人タッグマッチ30分1本勝負
 〇ジェイ・ホワイト、バッドラック・ファレ、ヒクレオ(9分46秒、ブレードランナー→片エビ固め)マイキー・ニコルス、YOSHI―HASHI、後藤洋央紀●

 ▽IWGP USヘビー級選手権試合・60分1本勝負
 〇ジュース・ロビンソン(22分12秒 パルプフリクション→片エビ固め)チェーズ・オーエンズ●

 ※ロビンソンが2度目の防衛

 ▽NEW JAPAN CUP決勝・時間無制限1本勝負
 〇オカダ・カズチカ(33分07秒 レインメーカー→片エビ固め)SANADA●

 ※オカダが6年ぶり2度目の優勝

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