ボートレース徳山【ＳＧ第２８回グランドチャンピオン】あと４日　女子選手編～小野が「優出できる力」を証明

　今年のグランドチャンピオンに、女子選手は長嶋万記（３７）＝静岡９１期＝、小野生奈（２９）＝福岡１０３期＝の２人が出場する。２人ともグランドチャンピオンは初出場で、３月のクラシックから今年のＳＧは皆勤。グランドチャンピオンは１６年は女子が不在で、昨年は遠藤エミ（３０）＝滋賀１０２期＝だけだった。クラシックは４人、オールスターには７人が出場したのに対して、ＳＧの実績で出場選手が決まるだけに、女子が出にくいＳＧの一つ。出場権を得たことの価値は大きい。

　小野は５月のオールスター（尼崎）で、ＳＧ３回目の予選突破を果たした。準優は２コースから鋭く差して、１着もあるかという見せ場を作った。結果は４着で惜しくも優出はならなかったものの、予選４位でＳＧの準優に進んだことは、着実に力をつけていることを証明している。

　長嶋は３月に地元・浜名湖で開催されたクラシックで、目標としていた準優進出はならなかったが、今大会の出場権に届くだけのポイントを稼いだ。男子トップクラス相手でも通用するターンを身に付けようと取り組んでいる最中。４月に、とこなめＧ２ＭＢ大賞で優出（５着）したことは、その成果の表れだろう。昨年までと比べて、女子戦以外のグレードレースでも活躍している。２度目のＳＧ予選通過を目指す。

（正永　岳宏）