第126期ボートレーサー募集中!女子レーサー・倉持莉々が未来のレーサーにエール

スポーツ報知
ボートレーサーの魅力について語った倉持莉々

 日本モーターボート競走会は、現在126期ボートレーサーを募集している。“水上の格闘技”とも言われるボートレースの魅力や、レーサーになったきっかけなどを、現在、人気・実力ともに急上昇中の若手女子レーサー、倉持莉々(24)=東京支部=に聞いた。

 ―目指したきっかけは?

 「父の勧めです。ボートレースファンだったわけではないんですけど、テレビCMを見たみたいで『お前に向いていると思う』って言われました。それで、小学生の時にボートレース戸田に連れて行ってもらったら、海野(ゆかり)さんが走っていて。4コースからまくって勝ったのを見て、かっこいいなと思ったんです。女子でも男子と対等に勝負ができる世界に魅力を感じました。元水球日本代表という実績のおかげでスポーツ推薦だったんですけれど、一般教養のテストもあるのでしっかり勉強しました」

 ―ボートレーサーという職業の魅力は?

 「頑張ったら頑張った分だけ、しっかりと結果がついてくるところですね。体育だけは大好きでしたし、自分に向いていると思います。金銭面も魅力ですよ(笑)。同世代の他の仕事の人と比べて、レースがないときは自由に休めるし、収入もいいですから(平均年収1600万円)」

 ―大変なところは?

 「体重管理です。私は身長も高い(167センチ)ので、増えないようにするのが大変なんですよ。毎日測って数字を気にするようにはしてます。最近では酵素ダイエットなんかもやってみたりしてますね」

 ―養成所の生活はつらかった?

 「全然そんなことなかったです。なによりボートに乗るのが楽しいですから。あのスピード感がいいですね」

 ―スピード感にはすぐ慣れた?

 「ジェットコースターとかは好きじゃないんですけど、ボートは乗った瞬間から慣れました。なんでですかね?(笑)」

 ―ボートレーサーの人間関係は?

 「支部によると思うんですけど、東京支部は打ち上げもよくするし、和気あいあいとしてますよ。それに同期とは養成所時代に全てを共有してきたので、今でも刺激を受けています」

 ―ファンの存在は励みになる?

 「多摩川みたいに水面とスタンドが近いところだと、よく声援が聞こえるので励みになりますね。あと、色々好きなものをプレゼントしていただけるのも、ありがたいです(笑)」

 ―今後の目標は?

 「まずは初優勝です。そして、GIとか上の舞台で活躍できるようになりたいですね」

 ―最後にボートレーサーを目指す人へのメッセージをお願いします

 「私は選手になって良かったと思うので、もし少しでもなりたいという気持ちがあるなら、ぜひ目指してください。そしてレーサーになったら、飲みに行きましょう(笑)」

 ◆倉持 莉々(くらもち・りり) 1993年10月1日生まれ。24歳。茨城県出身。東京支部、114期。秀明英光高を卒業後ボートレーサー養成所入所。高校時代には水球日本代表にも選ばれた。2014年5月、平和島一般戦でデビュー。15年9月住之江オールレディースで初勝利。17年11月の三国ヴィーナスシリーズ、18年2月の平和島一般戦で優出を果たすも、まだ優勝経験はない。通算1着回数は39回、18年後期適用勝率は6・05でA2級。通算獲得賞金は3138万8290円(23日現在)。

 ◆一般試験応募は9月7日まで

 ○…126期ボートレーサーの一般試験の募集は、9月7日まで実施中(アスリート経験者が対象の特別試験は8月31日まで)。養成所の費用は無料。募集要項の詳細は下記ウェブサイトまたは「ボートレーサー募集」で検索して確認を。

http://www.boatrace.jp/extent/sp/racerbosyu/

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