ボートレース住之江「G1第62回近畿地区選手権競走」下出卓矢 「とにかく面白いレースを」

2019年2月10日6時0分  スポーツ報知
  • 伸び仕様のペラ調整で活躍中の下出が相性のいい住之江水面で大暴れだ

 ボートレース住之江のG1第62回近畿地区選手権競走は11日から16日まで、大阪と兵庫、滋賀、福井の各支部の精鋭によって行われる。近畿ダービーのナイター開催は初。2月に全国6地区で開催されるチャンピオンシップ覇者には、SG第54回ボートレースクラシック(3月16日初日、戸田)への“最終切符”が用意されている。本紙では下出卓矢や上條暢嵩、藤岡俊介、川北浩貴の勝負駆けに注目。また、報知式モーター番付など予想に役立つ情報も届ける。

下出卓矢(32)=福井「G1優勝とかはあまり考えない」

 地区選は昨年のびわこ61回大会に次いでの出場。2日目に連勝するなど見せ場はつくるも、準優には乗れなかった。今節も実力派ぞろいだが「メンバーは関係ない。自分がどれだけエンジンを出せるかです」と下出は2回目の近畿ダービーへ気合。

 G1は昨年、9節走って実績を積んだ。特に、住之江で好走。4月の住之江周年は自身初のG1優出(6着)。10月の高松宮記念では9走中、3連単に6度絡む活躍だ。「(周年は)たまたま、エンジンがよかったからです。高松宮記念も(モーター複勝率の)パーセントの割に素性がよかったから」。高松宮記念では節イチ級に仕上げて、その73号機は今や住之江のエース格になったほど。

 「自分はテクでは勝負できないんでね。エンジンの仕上がり次第です。伸びがよくなればね」

 下出が追求する伸び型とは、チルトを跳ねてダッシュ一本で勝負、というスタイルではない。とにかくプロペラで伸び重視の調整にする。「基本は枠なりでも戦える伸び型」と枠を主張しての伸び勝負。時にはピット離れで遅れるケースもある。だが、伸び型なのでたとえ6コースになっても勝負できるのが特権だ。

 「僕は自分の感性でペラをたたく。その日、その日によって調整が変わるし、誰にもまねできないと思う」と独自の調整法で仕上げている。

 昨年12月の三国周年の時はほぼチルトはマイナスながら伸びは強烈。節間4勝をマークして枠劣勢の時は万穴を3回も出した。穴党にとっては魅力たっぷりの選手だ。

 G1で活躍すればSG出場もかなうが、今後の目標は「伸びをよくして、まくっていく。とにかく面白いレースをしたい。G1優勝とかあまり考えていないし、SGにもそれほど出たいとは思わない。A2でもいい、まくれれば。でも結果として(SGに)出場できるなら。自分が出たらおもしろいかもしれないですね」と少し色気。さらに「伸びを求めて」と宣言しつつ「あきるまでね」と付け加えた。今ではめずらしい個性派レーサーだ。

 「たまたま」といいながらも、結果は常にいいのが住之江水面だ。伸び特化の一発屋タイプだからこそ、G1初制覇&クラシックでSG初出場の偉業も、あながち不可能とは言えない。

 ◆下出 卓矢(しもで・たくや)1986年11月11日生まれ、32歳。石川県出身(福井支部)。2006年11月三国・一般戦で99期生としてデビュー。08年10月戸田・新鋭リーグで初優出(6着)。13年10月芦屋・一般戦で初優勝。G1は18年4月住之江周年記念で初優出(6着)。通算7V。身長168センチ、血液型B。

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