【ボートレースからつ開設64周年記念GI全日本王者決定戦】展望

スポーツ報知
桐生順平

 地元エースの峰竜太が戦線をリードする。17年はオーシャンカップでSG初制覇。グランプリは獲得賞金1位で進出。優勝こそ逃すも、GI2勝に最高勝率のタイトルも獲得。3年連続の最高勝率は今村豊以来、25年ぶり。抜群の安定感を誇り、地元周年初制覇の可能性は高い。深川真二は56周年とMB大賞でGI2勝。唐津は「庭」同然とも言えるが、F2の足カセはあまりにも重い。

 峰にとって強敵となりそうなのは、桐生順平と石野貴之とみる。桐生は昨年の賞金王。クラシックとグランプリでSG2勝、GIも戸田と鳴門を制覇。17年最優秀選手の好さばきに注目したい。

 石野はオールスターとグランドチャンピオンでSG2連覇を達成。ここ3年でSG5勝マークするなど、石野時代の到来を感じさせられる。62周年に続く、2度目の全日本王者を目指す。

 篠崎仁志と毒島誠は当地G2MB大賞チャンプ。篠崎は特別戦Vはなかったものの、グランドチャンピオンとチャレンジカップで優出。2年連続でグランプリ出場を果たした。多彩な攻めは必見。毒島はチャレンジカップVで賞金を大きく加算。勝負駆け成功のグランプリは、5着に敗れはしたがファイナル入り。勢いは十分だ。

 菊地孝平と坪井康晴の82期静岡コンビは、実力上位で優勝争いに欠かせない。田村隆信、森高一真、丸岡正典の85期トリオも活躍は必至。地元は、山田康二はシャープな攻めを持ち味に、3カド必見の三井所尊春も地元周年初Vへ気合が入る。大村65周年でGI覇者の仲間入りした羽野直也は、17年最優秀新人の意地を見せたい。

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