多摩川「G1開設64周年記念 ウェイキーカップ」是政の申し子・村田

スポーツ報知
2007年の第53回大会を制している村田。前々回の多摩川8月開催でFしたのは痛いが、集中力を高めて臨む

 当地周年でV経験のある村田。「モーターの回転を上げて出足を良くする」調整に関してはボート界トップの存在だ。多摩川で1996年5月にデビュー。これまでここで積み上げた白星は224勝。通算優勝は10回を誇り“是政の申し子”とも称される。

 今年も1月の4日制一般戦をオール連対でV。8月のお盆開催(12~17日)も15号機を操り準優勝戦に進出したが、勝負どころの2コースでスタートを踏み込み、スリットオーバー01の勇み足。「何となく足も良くなっていて、スタートは入っていたと思ったが…」。ガックリと肩を落とした。

 それでも記念を前に初おろしの新エンジン、プロペラを調整できたのは大きい。「5月のとこなめで優勝した後ぐらいから、ペラとエンジンのかみ合いを自分がちゃんと理解するまで試行錯誤をしていた。下関(7月28日から8月2日)の途中ぐらいから何となくだけど、分かった感じです」と、現行機の調整、感触をつかみ手応えは上々だ。

 G1初優勝を決めたのは07年の第53回大会。2号艇だったが、前づけもあって4カドからトップタイミングでのまくりVだった。昨年大会は初日のフライングで未勝利。それだけに今回は期するものがある。熟知したホーム、秘めた闘志を胸に2度目のG1制覇へ突き進む。(平田 裕二)

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