ボートレースびわこ「開設66周年記念G1びわこ大賞」あす開幕

スポーツ報知
調子は悪くない守田。びわこで久々のVを狙う

 ボートレースびわこの「開設66周年記念G1びわこ大賞」は、優勝賞金900万円をかけて12日から17日までの6日間、開催される。この大一番に向け、例年以上にVへの執着心を燃やしているのが地元・滋賀支部の第一人者、守田俊介(43)だ。63周年と65周年はいずれも準優勝。61周年以来、5大会ぶりの“主役奪回”を目指す。また、地元のスピードスター馬場貴也(34)や馬場と同期の“びわこ巧者”長田頼宗(33)にも注目だ。

 びわこのエース・守田が約2年ぶりの地元優勝を狙う。意外にも、16年10月のG3・キリンカップ2016を最後に、地元Vから遠ざかっているのだ。「1年に一回は優勝していた感じがするけどね。今回、勝てたらいいけど」と静かに闘志を燃やした。

 今年は11優出4V。調子自体は決して悪くない。「エンジンの引きがいいですね。20年間勝てなかった戸田と若松でも勝てたし」。7月の若松制覇で24場制覇にリーチをかけた。残すは多摩川のみだ。6月の徳山・グランドチャンピオンでは最終日の選抜戦1着。SGでも大きく足負けするシーンは減っている。

 過去2年間、びわこで優勝するチャンスは何度もあった。17年3月のG2秩父宮妃記念杯は優勝戦1号艇。1マークは押し切ったが、道中で超抜足の麻生慎介に抜かれた。同年5月の同タイトルも優勝戦1号艇。3カド三井所と競り合った結果、6着に敗れた。

 同年8月のびわこカップも優勝戦1号艇だったが、台風による悪天候のため、第7R以降が中止、打ち切りとなった。今年8月のびわこカップは4日目に妨害失格。ただ、本人に気にした様子はない。「こんだけいろいろあったんやから、びわこ大賞はエース機引くんちゃう?」と前向きだ。

 優勝という結果は出ていないが、道中の成績は、さすがびわこのエースと呼べるもの。力はまったく衰えていない。別表の通り、びわこのG2以上のレースにおいて優勝回数、1着数で出場メンバー中トップ。通算勝率でも全体で4位。地元勢では1位に立っている。

 14年3月の第61回大会以来となる、びわこ大賞2度目の制覇に向けて機は熟した。(藤原 邦充)

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