ボートレースびわこ「開設66周年記念G1びわこ大賞」地元のスピードスター馬場、びわこ巧者の長田に注目

スポーツ報知
好調をキープしている馬場。ドリームは2日目12Rに3号艇で登場する

 びわこのスピードスター・馬場が、びわこ大賞で悲願のG1初優勝を狙う。今年は2月のG1近畿地区選手権を手始めに、地元を6節走って4優出と安定した成績を残している。「でも、優勝をしていないので、納得はしていないですね」と振り返った。

 今年はG1で3優出。7月の若松・オーシャンカップでは複勝率32%のエンジンで予選を突破するなど、ビッグレースでの活躍も目立つ。「オーシャンはうまく立て直すことができましたね。準優は大失敗でしたけど。でも、最終日の1、2着は自信になりました」と言うように、着実にレベルアップしている。

 10月の蒲郡・ボートレースダービーにも出場を決めている。「ここ何年かでは、一番うまく走れているのかな、と思います。守田さんからも『今が一番充実しているな』と言われました」。尊敬する兄弟子も馬場の成長を認めている。

 7月からは支部長にも就任した。「選挙だったんですけど、びっくりしました。でも、自分が精神的に強くなれるいいチャンスだと思って頑張ります」と前向きにとらえている。

 同期・長田の活躍も刺激になっている。15年12月の住之江・グランプリシリーズ戦でSG初優勝。今年もG1、G2を勝っている93期の出世頭。「手を抜かない仕事とか、見習うべきところがいっぱいある」と馬場。長田、守田らと競い合って、頂点を目指す。(邦)

 一方の長田は今年5月のG2・びわこモーターボート大賞に続く、びわこ特別戦連覇を狙う。「びわこは調整も分かりやすい。エンジンにパワーがあるので回せるのもいいですね」と手応えを感じている。

 現在の賞金ランクは13位前後。びわこ、児島、戸田とG1を3節走った後に、30日間のフライング休みが待っている。ドル箱水面でしっかりと稼いで、年末のベスト18入りにつなげたいところだ。

 初日12Rのドリーム戦には4号艇で選出された。「イメージはいい。4号艇はチャンスのある枠なので頑張りたい」と気合十分。今年1月の平和島・周年記念も4号艇で優勝。決まり手は5カドまくりだった。

 8月にびわこ・一般戦を走ったこともアドバンテージとなりそうだ。「回し過ぎると、軽くなるんですけど、8月に走って何となく方向性はつかめた。9月になれば気温も下がると思うし大丈夫」と自信をのぞかせる。

 同期・馬場の存在も心強い。「馬場ちゃんとかがいると、落ち着いて走れる。アドバイスももらえますしね」。今節、93期は3人が出場。切磋琢磨(せっさたくま)して、全員優出を目指す。(邦)

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