ボートレース戸田GI【戸田プリムローズ】佐藤翼 「勝率7点超え充実の10年目」

スポーツ報知
5月に地元戸田で初優勝を飾った佐藤。地元2度目の優勝を狙う

 佐藤翼が2節連続で戸田を走る。3日に終了したルーキーシリーズ第17戦では惜しくも準優勝だったが、優勝戦では優勝した1号艇の四宮与寛(徳島)をゴールまで猛追する好内容だった。

 9月に30歳になり、選手生活10年目に突入して、今が一番充実している。前期は初めて勝率が7点を超えて(7・15)、残り1か月を切った今期も楽々と7点を超えている。「調整がうまくいっています。自分の旋回に、プロペラを合わせられている。それが一番大きいです」。調整が順調なことで、無理なく自分本来のレースをできることが多くなり、安定した成績を残せるようになった。

 2月の61周年記念では、12年の新鋭王座決定戦(徳山)以来でG1の優勝戦に進出し(3着)、5月には地元・戸田での初優勝を、ようやく果たした。「(戸田で)13回も優出していたのに1回も優勝できなかったのですが、そのことを気にするのをやめた途端に、優勝できました」。地力をつけてきた一方で、過剰な地元意識を持たなくなったことが好結果をもたらし、もどかしさが一気に消え去った。

 ルーキーシリーズ準Vで弾みをつけて、いよいよ“本番”に臨む。「自分の精いっぱいを出すことを心掛けています。今は結果を出したい気持ちが強いです」。その先には、来年のクラシックの出場権が待っている。

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