浜名湖ボート「G1浜名湖賞 開設65周年記念」エンジン分析

スポーツ報知

 当地のエンジンは4月6日から使用されている。ヤングダービーから相場の変動はあったが、エース機が29号機という点は不変だ。初おろしに池永太が乗艇して力強い走りを見せてV。その後も上位、トップ級に仕上がる安定感がある。ヤングダービーでは村岡賢人が使用。フライングに散ったが、動きは抜群だった。乗艇した選手のほぼ全員から高い評価を受ける。近況ではG3マスターズリーグで乗艇しファイナル入りした宮迫暢彦が「このエンジンは本物」と絶賛した。基本的にはレース足に特長が出るが、伸びも高いレベルにある。

 29号機に次ぐのは赤丸急上昇中の8号機だ。ヤングダービーで大山千広が優出(6着)したエンジンで、当時はターン回りはまずまずという評価だったが、今では伸びに特長が出ている。ヤングダービーVの6号機は近況の気配は平凡だが、8号機は大会終了後からグングン機力、評価が上昇している。ここ3節で2度の転覆があったが、全く気配落ちしている感じもなく、今では29号機と遜色ない舟足だ。G3マスターズリーグでは大場敏が節イチ級に仕上げた。

 23号機は唯一2連率50%を超える。どちらかといえば伸びが特長のエンジンで、仕上がれば数字通りの動きを見せる。62号機は伸び、出足ともに良く、バランスの取れた良機だ。

 当地では10月27日のシリーズから温水パイプが装着された。それにより舟足の変化が最も顕著だったのは33号機だ。パンチのある伸びを見せていたが、温水パイプが装着されてからは伸びよりも出足にシフトしている印象がある。

 ランキング6、7位に入った65、16号機は出足型のエンジンで近況好調だ。特に65号機は直線も中堅以上ある。

 34、48、22号機は近況の気配がおとなしいため、ランクを落とした。また、ヤングダービー以前は29号機と双璧をなしていた63号機はトップ10を外れた。ただ、潜在能力はあり、気配復活の可能性は十分考えられるだけに、注目機として挙げたい。

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