浜名湖ボート「G1浜名湖賞 開設65周年記念」展望

スポーツ報知
今年は特別戦線での活躍が光る笠原。コース不問の俊敏攻撃で悲願の地元G1タイトル奪取を目指す

 【展望】 A1級レーサーが多数存在する静岡支部。それだけに地元戦とはいえ、浜名湖賞に出場することは容易ではない。今大会も地元勢から星、深谷以外にも、よりすぐりの実力派が顔をそろえている。

 中でも今年、充実した走りを見せているのが笠原だ。まず2月、G1徳山周年を優勝。その後もコンスタントに優出して、10月のG1戸田周年も制した。SG戦でも8月のボートレースメモリアル(丸亀)で優勝戦に進出。着実に賞金を重ねてSGグランプリ出場も決めている。これまでSG2回、G1は5回優勝しているが、意外にもまだ浜名湖でのグレードレースでの優勝経験はない。そろそろ地元でのタイトルが欲しいところ。ここで結果を出して、年末に弾みをつけたい。

 SG5Vの菊地は今年もレースのグレードを問わず、コンスタントに予選を突破。G1戦でも3度優勝戦に進出と安定感は抜群。

 坪井は今年、ややSG戦で物足りない走りが続き、思うように賞金を加算することができなかった。それでもG1戦では3優出で2着2回。底力は健在だ。

 そして、浜名湖賞で欠かせない存在が服部だ。言うまでもなく当地では群を抜く成績で、これまでの1着回数645は出場メンバーの中でもダントツの数字。浜名湖のビッグレースでもSG1V、G16Vと輝かしい結果を残す。前期は序盤にやや苦戦した時期もあったが、終盤に軌道を修正。28期連続でA1級の座を守った。誰よりも実績を積む水面で巧みな技を見せつける。

 渡辺は4月のPG1・マスターズチャンピオン(福岡)を優勝。第45回の浜名湖賞以来となるタイトルを手に入れた。近況5節は4優出3優勝と好リズム。久々のG1戦でも軽視は禁物。

 今年最も浜名湖を走っているのが松下だ。61走して25勝。5優出で1優勝。この経験は調整面においても優位となりそう。

 A1級に定着してきた河合は今年G1戦を8節出走。2節前の若松周年を含め3度予選突破も決めている。地元で悲願となるビッグタイトル奪取を目指して気合が入る。

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