浜名湖ボート「G1浜名湖賞 開設65周年記念」深谷知博が絶好調ムード

スポーツ報知
3大会ぶりに浜名湖賞に出場する深谷。次代のエースが61周年以来の浜名湖賞タイトル奪取を狙う

 【絶好調ムード】 61周年覇者で静岡次世代エースの深谷知博が3大会ぶりに浜名湖賞に帰ってくる。意気込みについては「いつも通りやるだけです」とキッパリ。6月の企業杯から浜名湖の出走はないが、今年は強豪ひしめくオール静岡を2連覇(新春、GW)と好成績を残すだけに、期待は高まるばかりだ。

 今年は圧倒的な成績を残す。17優出7優勝と自己最多をマークする。そして年間勝率(7・67)も自己最高を大きく更新しそうだ。ほとんどの節で予選をクリアするなど、決定力もあれば安定感もある活躍で絶好調ムードが漂う。それでも本人は「リズムは悪くはないけど、いい時と比べればズレています。自分が合わせ切れていないですね」と淡々と語った。“まだまだ、こんなものじゃない”という思いがあるのだろう。

 17年後期は出走回数不足でA2に陥落した。それもあって、蒲郡のダービーは16年オーシャンカップ以来約2年ぶりのSG戦だった。SG復帰戦、低調エンジン、イン戦で大敗を喫するなど、厳しい戦いを強いられたが、懸命な調整作業で戦える舟足に仕上げた。切れ味鋭いハンドルで展開が向いたレースは逃さず、しっかり取り切って準優入りを果たした。深谷の底力を感じたシリーズだった。

 デビューから10年が経過した。そして今年の4月で30歳になり、中堅レーサーの仲間入りを果たした。近い将来、静岡支部を引っ張る存在としてそろそろ“2度目のG1制覇を”と思う気持ちは強いはずだ。

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