ボートレース芦屋G1「全日本王座決定戦 開設66周年記念」瓜生正義が猛反撃

スポーツ報知
3年ぶりのグランプリ出場を狙う瓜生正義。年頭の地元GIから全開で駆け抜ける

 【今年初の特別戦】

 グランプリを制した2016年以来、地元のエースが久々に芦屋周年に登場する。その間、Fでリズムを崩したものの、年も変わって迎える最初の特別戦。復活ののろしを上げる絶好の機会だ。

 ここ2年はグランプリ出場を逃してきた。「乗れてないし、結果が全然出ていない。Fはあったけど、走れている時にもっと結果を残せたと思う」。本人はそう反省するが、Fの影響もかなり大きい。

 2017年にF2。GI優勝戦Fのペナルティーに出走回数不足のA2降格が重なり、GIを走れない期間は1年2か月に及んだ。そんな中でもクラシックは2年連続優出。昨年はグランプリ出場に一歩届かない19位で、芦屋チャレンジカップがF休みだったことも響いた。

 「グランプリに出て賞金王になるというのは一つの目標。ただ、実際は一戦一戦をいかにレースしていくか。見つめ直して反省しないといけない」。気を引き締め直す姿には、沈黙がちだったここ2年を反動に一気に爆発しそうな雰囲気がある。

当地は最多15V

 舞台の芦屋は通算15回の優勝。今節の中ではもちろん最多で、瓜生自身にとっても一番優勝の多い水面だ。「乗りやすくてレースしやすい。たくさん走っているからでしょう」。過去には5節連続優勝という無敵ぶりを発揮し、GIも2回の優勝。今回もドリーム1号艇という指定席からスタートする。「やらないといけないと思っているし、全力を尽くして盛り上げていきたい。いいレースをしたいですね」。地元勢の優勝は61周年の瓜生が最後。5大会ぶりのタイトル奪取を狙い、初日からスタートダッシュを駆ける。

 瓜生正義(うりゅう・まさよし) 1976年3月5日生まれ。42歳。福岡県出身。福岡支部。95年5月若松デビューの76期。同期は原田幸哉、魚谷智之ら。07年住之江オールスターでSG初V。通算ではSG9勝。生涯獲得賞金は約20億8000万円。

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