ボートレースとこなめ 開設65周年記念競走「G1トコタンキング決定戦」地元の大エース池田は気合十分

スポーツ報知
直前の蒲郡でも圧倒的な攻撃力を見せた池田。地元の大エースが誰よりも経験を積んでいる水面で躍動する

 杉山、河村以外の愛知支部勢も、もちろん気合が入っている。大エースの池田は昨年、2年ぶりにグランプリ出場を決めて存在感をアピール。2節前の浜名湖戦でさっそく今年初優勝を決めると、直前の蒲郡周年でも予選を上位で通過。優出こそ逃したが、随所で圧倒的な攻撃力を見せつけていた。まずは絶好枠に組まれている初日12Rの1stドリームで結果を出して勢いに乗りたい。

 巻き返しに燃えるのが平本だ。昨年は要所でのフライングもあり、不本意な結果に終わった。それでも今年はとこなめの正月シリーズを制して幸先のいいスタートを切った。近況はG1戦の出走がやや少ないだけに、今年のオーシャンカップ出場権利を獲得するためにも正念場となる。「まずは優出をしないと。そこを目標に行く」と力強く宣言する。

 赤岩は昨年G1、G2を制して、4月の江戸川戦では24場制覇を達成。グランプリにも出場した。今年も1月の多摩川3Daysを完全Vで制して上々の滑り出しを決めている。

 柳沢は昨年、2月とこなめの東海地区選手権、3月の蒲郡周年でG1優勝戦2着。8月のSGメモリアル(まるがめ)でも優出5着とわずかに記念Vに届かなかった。「昨年はひとつでも優勝しておけば…と言う思いはあるし、やっぱり勝ちたい。とこなめは応援してくれる人も多いですから」と柳沢。今年は何としてもタイトルを獲得したいところ。

 岩瀬は初のG1優出が14年のとこなめ周年。その後5回の優出を重ねているが、まだG1優勝はない。「“最高のパフォーマンスを魅せて”初タイトルを取りたい」と意気込む。

 近況成長著しいのが磯部だ。昨年は6月のまるがめ周年でG1初優出。SG戦も3節出走して経験を積んできた。とこなめは2節前に走ったばかり。平凡機に苦しみながらも予選、準優で6連勝。コンディションに左右されない地力を付けている。「周年では村岡賢人選手が乗った55号機に乗りたいね」とエンジンチェックも抜かりはない。

 北野、野中はまだG1戦での実績はないが、走り慣れた地元水面での実戦ならアドバンテージは十分ある。特に野中は直前の蒲郡周年でパワー不足が大きく響いて苦戦した。その悔しさをこのトコタンキング決定戦にぶつけて飛躍したいところ。

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