ボートレース浜名湖「G1第64回東海地区選手権競走」あす開催

スポーツ報知
静岡エースの菊地。地区選初制覇を狙う

 ボートレース浜名湖の「G1第64回東海地区選手権競走」は16日から21日まで開催される。愛知支部から20選手、三重支部からは13選手が参戦。迎え撃つ静岡支部は18選手が地元の牙城を守る。初日1Rには次世代の東海地区の主力を担う若きレーサーが激突する東海ヤング対抗戦が行われ、河合佑樹、深谷知博、北野輝季、磯部誠、中嶋健一郎、松尾拓がエントリー。そして初日メインの東海バトルドリーム戦は菊地孝平、笠原亮、長嶋万記、池田浩二、柳沢一、新田雄史が火花を散らす。2日目の東海歴代覇者ドリーム戦は服部幸男、徳増秀樹、坪井康晴、新美恵一、赤岩善生、井口佳典ら地区選タイトルホルダーが相まみえる。

 地元静岡支部は菊地、笠原、徳増が中心。なかでもエースの菊地がV最有力候補だ。昨年は優勝0ながら、高確率で予選をクリアする抜群の安定感でGP出場。そして3年連続でファイナリストに名を連ねた。意外にも、ここまで地区選タイトルとは縁がない。地元で初めての東海チャンプに輝くか。

 菊地に次ぐのは笠原。昨年はG12V、SGメモリアル準Vと2017年のうっぷんを晴らすような活躍で3年ぶりにGP出場を果たした。ツボにはまった時の爆発力がすごい印象だが、浜名湖では近況6節連続で優出と、安定感が光る。

 ディフェンディングチャンピオンの徳増は「目指すのはVだけです」と力強く意気込みを語った。近況は「休み明けからズレていますね」と波に乗り切れていない様子。それでも「迎え撃つ立場。よそに勝たせる気はないし、自分がVする気持ちで引っ張りたい」と気合満点で地区選連覇を目指す。

 この3選手以外にも、地元静岡支部はタレント豊富でバラエティーに富んだメンバー構成だ。浜名湖総大将の服部、安定したエンジン出しをする大場、18年マスターズ覇者の渡辺のベテラン勢がいぶし銀の活躍を見せる。

 新春レースを制した佐々木、波乗り巧者の横沢、速攻自慢の重野といった中堅どころのハッスルプレーに期待。

 女子トップレーサーの長嶋は強豪男子と互角に渡り合うか。

 静岡が誇る伸び型レーサーの松下、星が波乱を生む。松下は当地65周年で、星は蒲郡ダービーと、それぞれ大舞台でもその強気な攻めが通用することを証明した。

 伏兵の活躍が目立つ地区選。今シリーズでは藤田に注目。G1参戦は少ないが、17年津大会でファイナルに駒を進めている。

 河合は65周年で予選トップ通過も、準優2着に終えた。その借りを返したいところだ。

 昨年7Vとピンラッシュの活躍だった深谷はエンジン出しの精度が高く、浜名湖賞、新春レースでも中堅機を上位級に仕上げている。2度目のG1制覇狙う。

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