福岡【マスターズ チャンピオンシップあと3日】69期好調5人衆

スポーツ報知
3月の三国モーターボート大賞を優勝した太田和美

 出場資格が45歳以上に変更されたことで、69期と70期が5人ずつ出場する。特に層が厚い69期に注目が集まる。49歳の三嶌誠司(香川)は昨年に続いての出場だが、太田和美、田中信一郎、野添貴裕(いずれも大阪)、仲口博崇(愛知)は45歳での初出場だ。

 太田は3月にG2三国モーターボート大賞でカドから一気にまくって、G2以上のレースでは16年4月の三国63周年以来の優勝を飾った。昨年は4月と6月にフライングを切り、合計90日間のF休みが大きく響いて前期の出走回数が90走に満たず、現在はA2級の身だが、その実力に陰りはない。今回のマスターズは、A2の太田にとっては昨年12月の芦屋65周年以来となる貴重なG1戦出場機会でもある。三国MB大賞での優勝で、7月のSGオーシャンカップ(若松)出場が狙えるところまで浮上した。SG戦線復帰と年末のグランプリに向けても大事な大会だ。

 野添は2月の近畿地区選手権(びわこ)で約19年ぶりにG1優勝し、3月のクラシック(浜名湖)で18年ぶりにSGに出場した。14年のダービー王である仲口は勝率がわずかに足りず(6・46)、施行者希望での出場だが、出場者発表直前のバトルトーナメントでは連勝で勝ち上がって優勝戦3着になった。三嶌は初出場の第18回(津)では予選落ちだったが、福岡で開催された07年のグランプリで優勝戦4着の実績がある。田中は当確だが、太田と同様に、三嶌、野添、仲口は今大会の成績次第でオーシャンカップ出場が狙える状況にある。(正永 岳宏)

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