ボートレース蒲郡【ボートレースダービー】あと4日 スピードキング・馬場が15年目の初出場
ダービー初出場となる選手は以下の9人だ。
林 美憲(43)=徳島=
中谷 朋子(42)=兵庫=
馬場 貴也(34)=滋賀=
星 栄爾(33)=静岡=
西山 貴浩(31)=福岡=
松崎祐太郎(30)=福岡=
小野 生奈(30)=福岡=
岩瀬 裕亮(30)=愛知=
磯部 誠(28)=愛知=
いずれ劣らぬ好メンバーだが、中でも期待ができるのは馬場だろう。デビュー15年目での初出場。12年にびわこで歴代最速の1分42秒2のタイムを記録するなど、早くからその卓越したスピードで注目を集めていたが、ダービーの出場権を得るまでは時間がかかった。「冬場や記念で崩れることが多くて、1年を通して活躍することができなかったからです」と自己分析した。「今年は、記念でも4着以下を並べなくなりました」と自身の成長に手応えを口にした。
その要因となったのは「やっぱりメンタルですかね。スピードだけじゃだめな競技ですから」と話す。「同期の長田(頼宗)が本当にメンタルが強いんですよ。何があってもぶれないんです。最初は先にSGもとられて(15年グランプリシリーズ優勝)悔しいと思ったんですけど、今では素直に尊敬しています」と、ライバルの偉大さを語った。「自分は考えすぎると空回りするんですよね。G1も10回優出してるのに優勝できてないのは、それもあるかなって。最近は、気持ちがぶれないように気をつけています。チャレンジカップのボーダー近辺(17日現在賞金ランキング40位)ですけど、意識しすぎないようにしないと(笑い)」と、精神面も鍛え上げている。
心技体、3拍子そろいつつある馬場。「兄弟子の守田(俊介)さんが勝っているダービーは本当に出たかったし、うれしいです。わくわくします」と気合の入る大舞台で、初の頂へ視界は良好だ。(角田 晨)