ボートレース芦屋【SG第21回チャレンジカップ】あと4日 中野滑り込み 東京勢4人反撃だ

スポーツ報知
最後の最後にチャレンジカップ出場を決めた中野。次点との差は、わずか4万6200円だった

 チャレンジカップの出場者は10月31日の賞金ランクで決まるが、その最後の日にギリギリで滑り込んだのが中野次郎(東京)だ。

 中野は10月26日から下関G3を走っていた。SGボートレースダービー(蒲郡)が終了した28日の時点で賞金ランク47位だった中野は、残り3日間で2人抜いて45位(F休み等の選手が賞金上位に11人いるため)まで上がればいい、という状況だった。「しびれました。自分の条件は、周りに教えてもらって知っていました」。

 30日の準優勝戦は4着で優出はならず、迎えた最終日は、前半で1着ならば、後半の選抜戦は3着以内で自力でクリアという状況になっていた。そして1Rを逃げ切り、最後の11Rで3着に踏みとどまって、メモリアル(まるがめ)以来、今年2回目のSG出場を決めた。「なんとか届いて良かったです。来年、多摩川でグランドチャンピオンがあるので、それに向けてもSGの出場権を取れたのは大きい。せっかく出られるので、1走1走、しっかりと走ります」。最後の出場枠を中野が勝ち取ったことで、東京支部からは浜野谷憲吾、長田頼宗、斉藤仁、中野の4人が出場することになった。

 斉藤は10月29日が最終日の児島で優出して、5年ぶりのチャレンジC出場を決めた。「(出場者数が)34人になってからは初めてですね。後半は明確に意識しました。浜野谷さんと長田が(賞金ランクで)いい所にいるので、僕と中野も頑張って、みんなで年末、いい位置で行けたらいいですね」。ダービーには一人も出場できなかった東京勢の反撃が始まった。

(正永 岳宏)

ギャンブル

×