ボートレース戸田【SGクラシック開催まであと6日】一年の最初で平成最後のSG

スポーツ報知
前年度のクラシックを制した井口。通算6度目のSGVを飾り、優勝賞金3500万円を手にした

 ボートレースクラシックは、ダービー、メモリアルに次いで、1966年に始まった長い歴史を持つSGレースで、今年は第54回を迎える。一年で最初のSGで、今年は平成最後のSGでもある。優勝賞金は3500万円。

 優先出場者は昨年のクラシック優勝者(井口佳典)と昨年のグランプリ優出者(峰竜太、毒島誠、白井英治、井口、菊地孝平、岡崎恭裕)で、昨年のSG、G1(地区選手権は除く)、G2(女子戦は除く)優勝者と、昨年の優勝回数上位者、今年の地区選手権優勝者の合計52人が出場権を得る。

 昨年の第53回は浜名湖で開催され、井口が2コースからまくって、6回目のSG優勝を果たした。17年の第52回(児島)は桐生順平が、SG初制覇だった第50回(尼崎)以来、2年ぶりに優勝した。

 戸田でSGが開催されるのは、12年のクラシック以来、7年ぶりだ。その前年もクラシックを開催予定だったが、東日本大震災が起こって中止になり、8月に東日本復興支援競走が行われた。戸田の水質は淡水で、水面は狭い。昨年1年間の1コースの1着率は43・2%で、全国平均の54・1%を大きく下回り、全国24場で最もインが弱い。昨年10月の62周年でも45・8%(72レース中、33勝)で、記念クラスの選手にとっても、戸田のインの難しさは変わらない。

 エンジンは18年6月29日初日の開催から使用されている。頭一つ抜けたようなものはないが、正月開催で桐生順平が完全優勝(9戦全勝)した27号機や、27号機と並んで優出回数が8回で最多の28号機、最近の動きもいい11、55号機などが有力だ。(正永 岳宏)

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