ボートレース戸田【SGクラシック開催まであと4日】丸岡「近畿」制し視界良好

スポーツ報知
近畿地区選手権で初優勝を決めた丸岡は、得意水面の戸田で3つめのSGタイトルを狙う

 クラシック出場へラストチャンスとなる地区選手権は、今年も各6地区で白熱のレースが繰り広げられた。

 近畿(住之江)では、丸岡正典(39)=大阪=がG14度目の制覇で、出場権を獲得。予選を首位通過しそのまま準優勝戦、優勝戦を逃げ切るという見事なレースを披露し、「めちゃくちゃうれしい。(強豪の多い)近畿地区選を優勝ですよ? 本当に良かった」と、白い歯をのぞかせた。直後の多摩川一般戦もしっかり優勝し、好リズムは維持している。戸田は14年にG1も制している得意水面。3つめのSGタイトルへ視界は良好だ。

 波乱があったのは九州(芦屋)だ。当地G14連覇がかかる峰竜太が予選をトップ通過するものの、まさかの準優敗退。優勝戦1号艇を手にしたのはイン戦の名手・深川真二だったが、3カドに引いた桑原悠(31)=長崎=のまくり一撃に沈んだ。桑原はこれがG1初優勝。SG初出場の権利も手にし、「それが一番うれしいです。クラシックは考えてもいなかった」と喜びの涙を流した。全場で最もまくりが決まるといわれる戸田での活躍も期待できる。

 同じく3コースまくりでG1初制覇&SG初出場を勝ち取ったのが、中国(下関)を制した海野康志郎(31)=山口=だ。体重が60キロ弱ある大柄な海野だが、「これから絶食します」と気合を入れていた。

 四国(鳴門)は河野大(30)=徳島=が4コースからまくり差し、こちらもG1初優勝。しかしフライングによる選出除外期間のため、SG初出場はおあずけとなった。

 関東(平和島)、東海(浜名湖)はともに桐生順平(32)=埼玉=、菊地孝平(40)=静岡=と出場権を持っている実力者が順当に制覇。特に桐生は地元の大舞台に向け、はずみのつく勝利となった。(角田 晨)

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