ボクシング元王者・山中慎介さん、競輪転向!?…京王閣で「スペシャルトークショー」

スポーツ報知
トークショーを行った山中慎介さん

 ボクシングの元WBCバンタム級王者、山中慎介さん(35)が15日、京王閣記念最終日第6、7R終了後、ガーデンシアターで「スペシャルトークショー」を行った。

 競輪場へは初めて来場する山中さん。「壇上へ立つ前に車券を買ったんですけど当たらず、マネジャーが大当たり。競輪場はおいしい物が多いと聞いているので、ごちそうしてもらわないとね」まずは軽いジャブ。場内について「平日にもかかわらず、たくさんのファンが来ているんですね。こんないい天気には、もつ煮とか食べてビールを飲みたい」と連続でジャブを打った。

 グルメ通でも知られる山中さんは「好物というか、旬の物を食べるのが好き。山菜は終わったから、今はホタルイカですかね。秋はキノコがいい」。

 ボクシングと言えば減量苦。減量方法を問われると「個人によって違うと思う。ボクの場合は、1か月前からラーメン、揚げ物、生ものを控えていき、3週間くらいで7、8キロを落とします」という。

 “神の左”と呼ばれ、12回連続防衛を果たした。今年3月王座返り咲きを目指し、ルイス・ネリー(メキシコ)とのタイトル戦がマッチアップされていたが、ネリーが前日の計量でウェートオーバー。ネリーが勝つか引き分けで王座は空位となり、山中さんが勝てば王座返り咲きとなる条件で試合は行われながら、2回1分3秒TKO負け。最高のパフォーマンスができず「2、3キロ落とせなくて、あのような試合になり、本当に腹が立ちました」と当時の心境をストレートに語った。

 引退後は「毎日がいろんなことで頭が回らない(笑い)。テレビ出演、雑誌の取材、そして今日は競輪場でのトークショー。頭が回りません」には集まったファンが大笑い。「スポーツ、動くこと、食べることいろんなことをやっていきたい」と抱負。司会者からは「競輪選手はどうですか」のストレートな質問には「こんな太ももでどうですかねぇ。まあゼロではないですよね」とジャブでかわし、場の雰囲気を読んだコメントをした。11R終了後には、S級優勝者のプレゼンターも務めた。

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