【巨人】「個人成績より勝利」担当記者が明かすマギーが徹底する大学時代の教え

スポーツ報知
マギー(2017年9月8日撮影)

 巨人のケーシー・マギー内野手(35)が、今月28日からキャンプ地の宮崎で始まる1軍合同自主トレに参加を志願していることが13日、分かった。来日即キャンプ地入りし、2日目の29日から合流する見込みだ。

 4年ぶりに日本球界に復帰した昨季は打撃3部門でチーム3冠と、打線を引っ張った。そんなマギーを見ていて記者が感じたのは「フォア・ザ・チーム」の徹底だった。

 大リーガーを多数輩出している、カリフォルニア州立大フレズノ校の出身。大学1年時にコーチのボブ・ベネット氏からもらった「個人の成績よりもチームの勝ちに貢献することを常に考えろ」という言葉を野球人生の“指針”に決めた。20年近くがたった今でも、マギーはこの教えを胸にプレーを続けている。

 「シングルヒットよりも二塁打なら当然だけど、点が入りやすい。だから僕は全力で走る。打点を稼ぐことで勝ちにつながる。だから本塁打よりも打点に意識がいく」。チームが苦境の場面では流れを変えようと、三塁へのヘッドスライディングを試みたこともあった。セ・リーグ新となる48本の二塁打を打てたのも、根底にある「チームが勝つことが第一」という意識があったからこそだと思う。

 今季も同様の成績が望まれる中、助っ人野手では異例となる早期のチーム合流を決めた。これもBクラスに終わった昨季の責任を感じてのことだろう。18年も背番号33の活躍は必然と見た。(17年マギー番・長井 毅)

巨人

×