【巨人】モーグル銅・原大智「いい球投げられた」緊張の始球式

スポーツ報知
始球式を務めた原大智(カメラ・泉 貫太)

◆巨人4―2阪神(10日・東京ドーム)

 10日の巨人・阪神戦(東京D)は、巨人のオフィシャルスポンサー・日大が提供した「日本大学デー」として開催された。始球式には、同大学スポーツ科学部2年に在学中の、平昌五輪フリースタイルスキー男子モーグル銅メダリスト・原大智(21)が登場し、大役を果たした。

 “巨人の原”の右腕がうなった。渾身(こんしん)の一球は外角低めの厳しいコースへ。見事なノーバウンド投球で、スタンドの喝采を浴びた。「やっぱり緊張しますね。ホッとしました。ストライクゾーンに入ったか分からないですけど、いい球が投げられたかな」。五輪決勝のビブスと同じ「16番」を背負っての、金メダル級のボールだった。

 野球をやっていたという父親の影響で、「モーグルを始める前はプロ野球選手になりたかった」というほどの野球好き。渋谷区生まれの都会っ子で、巨人…と思いきや父子2代のヤクルトファンだというが、巨人ももちろん、気になる存在だ。「最近は(成績が)落ち込んでいる。強い巨人が見たいので、頑張ってほしいです。何か上から目線ですみません」と、巻き返しを期す由伸巨人にエールを送った。

 この日は、来場者のうち先着の2万人に、日大OBである長野久義外野手(33)、戸根千明投手(25)、青山誠外野手(26)のイラストが入った特製トートバッグと、長野のコメントや写真を掲載したスポーツ報知特別版がプレゼントされた。

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