【巨人】メルセデスに続け!育成でドミニカ2選手を獲得

2018年12月6日4時0分  スポーツ報知
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 巨人が新外国人としてドミニカ共和国出身のイスラエル・モタ外野手(22)、レイミン・ラモス投手(22)を獲得することが5日、分かった。すでに条件は合意に達しており、育成選手として契約する。近日中に発表となる見込み。今季途中にそろって支配下登録を勝ち取ったアダメス、メルセデス、マルティネスのドミニカン・トリオを成功例に、“外国人育成の巨人”としても戦略を徹底していく。

 巨人がまたも未来の原石を獲得した。右のスラッガー・モタと快速右腕・ラモスの若きドミニカン・コンビと育成契約を結ぶことが決まった。すでに条件面でも合意しており、近日中には正式発表となる見込みだ。

 モタは188センチ、75キロの長身から放つ長打が売り。13年からナショナルズ傘下マイナーリーグでプレーし、今年は地元のクラブチームでプレーした。特に14年に18歳で参加したドミニカサマーリーグでは、67試合で打率3割1分、8本塁打、47打点、14盗塁と走攻守の3拍子そろった所をアピールした。

 救援投手のラモスも、15年から今季までレイズ傘下マイナーに所属。17年には傘下1Aで28登板で4勝2敗6セーブ、防御率2・61をマーク。185センチ、86キロの体格から繰り出す150キロ超の動くクセ球で、打たせて取ることもできる。

 近年、巨人が継続しているドミニカ・トライアウトを勝ち抜いた2人だ。16年4月にはソリマン、アダメスを、17年1月にはメルセデス、マルティネスをそれぞれ発掘。巨人のファームでじっくりと育成し、それが実ったのは今季だった。6月にはアダメスが、7月にはメルセデルとマルティネスがそろって育成から支配下に昇格。アダメスは一時、守護神を務めるなど28試合で0勝2敗4セーブ、防御率3・94の成績を残せば、メルセデスは後半のローテの一角として、5勝4敗、防御率2・05と左のエース格に成長。マルティネスも初打席初本塁打の離れ業を成し遂げた。

 ドミニカン・トリオの活躍によって、今年のトライアウト参加者は例年より多く100人を超えたという。まず国際部の現地スカウトによるテストで十数人に絞った。11月には国際部の日本人スタッフが現地へ渡って“最終試験”を行い、日本の野球に適応する可能性を秘めた原石を原監督にも推薦。モタの映像を確認した指揮官は「スイングにクセがなくていい」と評価し、ラモスにも来日当時のアダメスより上という球団関係者の声もある。

 両者ともまだまだ粗削りな部分は残るが、素材的には魅力にあふれる。まずはファームでじっくり日本の野球や環境に慣れることになるが、いまや「外国人の育成」は日本球界でもキーになりつつある。今オフは丸、炭谷、中島、ビヤヌエバの獲得に成功したが、近未来のために、原巨人はぬかりなく手を打っていく。

 ◆来季の巨人助っ人外国人事情

 来季の助っ人野手はゲレーロに加え、メキシコ出身の右の強打者・ビヤヌエバの入団が決定。投手は来日8年目となるマシソン、先発ローテを狙うヤングマンの残留が決定。今季、育成契約から支配下登録されたドミニカ共和国出身のアダメス、メルセデス、マルティネスらも契約を結び、それぞれの定位置を狙う。1軍の外国人枠は「4」で、激しい争いになる。

 ◆育成選手とは 2005年から導入されたシステム。1球団、1軍の公式戦に出られる支配下選手の枠は70人で、その支配下登録を目指し、ファームで練習するのが「育成選手」。保有選手の上限は決まっていないが、基本的に支配下登録65人に満たないチームは保有できない。1軍のオープン戦には出場できるが、公式戦に出場できるのは2軍のみ。背番号は3ケタで、最低年俸は230万円。育成ドラフトで入団した選手などは支度金(標準金額は290万円)を得られる。支配下に昇格できるのはその年の7月末まで。育成として入団3年間(3シーズン)在籍した者が当該球団から翌年度の支配下選手として選手契約を締結されない場合には、11月末日をもって自由契約選手になる。

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