【巨人】原監督の殿堂入りを祝う会に560人 安倍晋三首相、渡辺恒雄主筆も

スポーツ報知
鏡割りする(左から)キヤノン御手洗会長、原監督、斉藤コミッショナー、ソフトバンク・王会長(カメラ・橋口 真)

 巨人・原辰徳監督(60)の「野球殿堂入りを祝う会」が10日、都内のホテルで行われた。

 球界、財界、政界などから計560人が集まり、盛大なパーティーとなった。

 主な出席者(敬称略)は安倍晋三内閣総理大臣、山下泰裕東海大副学長、斉藤惇NPBコミッショナー、渡辺恒雄読売新聞グループ本社代表取締役主筆、山口寿一巨人オーナー、御手洗冨士夫燦燦会会長・キヤノン会長兼CEO、大久保好男日本テレビ社長、王貞治ソフトバンク球団会長など。原監督は壇上で「本日は渡辺主筆も久々にお会いしまして本当にご無沙汰しております」とあいさつした。

 壇上であいさつした安倍首相は「原辰徳さん、本年の野球殿堂入り、本当におめでとうございます。そして今年の10月に4年ぶりに三たび巨人の監督に就任されました。重ねてお祝いを申し上げたいと思います。入団して初年度、22本の本塁打かつ126本の安打を打ちました。なぜ、そんなことを私が知っているかというとですね、私は活躍し始めた当初、サラリーマンでした。神戸製鋼に勤めていたんですけど、私の目の前に座っている女性が原さんの熱狂的なファンでした。勝つと機嫌がいい。そして私に延々と原さん自慢をするんです」などと当時のエピソードも披露。その上で「話をうかがっていて、原さんとは共通点があるなと思っていました。原さんもお父さんの影響でプロ野球選手になり、私もオヤジの影響でオヤジと同じ世界に入りました。『厳しい世界だ』と言っていました。でも『何とかなるんだ』とも話していました。巨人軍の監督というのは『常勝巨人』の監督ですから、勝つことを運命づけられる。厳しいと思います。自由民主党の総裁も選挙で勝たなければいけない立場です。何とか5連覇を達成していますが、来年もありますので、何とか一つ、お願いしたいところでございます。原さんが言われました言葉『巨人軍のユニホームを着ている者は、生え抜きもよそ者もない。巨人の旗のもと、一つにならないといけない』。まさに監督としては大変だと思います。安倍内閣におきましても全員野球でいろんな個性の閣僚がおりますが、みんなが力を合わせていくことで平成のその先の時代、新たな国づくりが始まるわけでありますから、みんなで頑張っていきたい」などとスピーチして大きな拍手が送られた。

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