【巨人】原監督から阿部、坂本がリレートーク 最後は菅野が「20勝します」

スポーツ報知
原監督の殿堂入りパーティーを訪れた坂本勇(左端)ら巨人勢

 巨人・原辰徳監督(60)の殿堂入りを祝う会が10日、都内のホテルで行われ、安倍晋三首相、渡辺恒雄読売新聞グループ本社代表取締役主筆ら政界、財界、球界から560人が集まって盛大なパーティーとなった。

 壇上であいさつした原監督は「僕はオーナーとお話ししてですね(監督を)お受けした時には原点に戻ろうと思いました。キャリアを捨てようと思いました。監督12年というキャリアはありましたけど、そういうのは無しで戦おうと思いました。選手たちがそういう部分を求めてきたらそれには答えようと思いましたけど、1年目の監督、というつもりでやろうと心に決めました」とあいさつ。その後、パーティーに出席していた現役のコーチ、選手が登壇して紹介された。

 相川コーチ、水野コーチ、宮本コーチ、元木コーチ、鈴木コーチ、菅野、阿部、長野、小林、田口、坂本、内海、沢村、田中俊、大城、中川、井上3軍監督、堂上コーチ、杉内コーチ、金城コーチ、三沢コーチ、吉原コーチ、後藤コーチ、吉村コーチ、内田コーチ、秦コーチ、木村コーチ、古城コーチ、木佐貫コーチ、村田コーチ、藤村コーチが原監督と一緒に並んだ。

 その上で再度あいさつした原監督は「本当に頼もしいです。我々、勝負する上においてですねまさに表裏一体の中で、勝っても、負けても明日につなげる。負けてくよくよせず勝っておごらず、そういう戦い方を全員でしたい」。続いて阿部があいさつし、「僕がまだ契約させていただいているのも、原さんが長嶋さんの時に『阿部で行きます』と言っていただいた経緯があって、僕がここであいさつさせていただいていると思っています。来季はキャッチャー一本で、育てていただいたジャイアンツに恩を返せるように、微力ではありますが、優勝に貢献できるようにしたいと思っています。(主将が)坂本勇人に替わってから勝っていません。なので坂本勇人より熱いメッセージがあると思いますのでバトンタッチしたいと思います」と坂本にマイクが渡された。

 坂本は「僕は19歳から原監督に試合に使ってもらい、ここまで成長することができました。原さんに恩返しできるのは、今回監督として戻ってきてくれたので、何とか来シーズン、監督を胴上げできるようにキャプテンとしても頑張っていきますので、みなさん熱いご声援よろしくお願いします。あと最後、おいっ子に締めてもらいます」と今度は菅野を指名した。

 菅野は「このたび監督、本当におめでとうございます。僕は0歳から監督に育ててもらってはいないですけど、面倒を見てもらい、いろんなご縁があってジャイアンツに入ることができました。もう一度こうやって監督に戻られたというのは僕も縁を感じていますし、自分自身もこの3年間で成長したという自負があるので頑張っていきます」とあいさつ。横にいた原監督から「来年何勝するんだ」と聞かれ「20勝します」。会場は大きな拍手に包まれた。

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