【巨人】丸佳浩“脱・フライボール革命”「きれいなスピンを意識」
スポーツ報知

巨人の丸佳浩外野手(29)が26日、“脱・フライボール革命”でシーズンに乗り込む考えを明かした。「そういう理論、方法があるというのは知っているが、低い打球を意識して入る時もあるし、左ピッチャーの時とか状況を考えて柔軟にいきたい」。打撃練習ではボールの下をたたき、すくい上げることも頻繁に見られるが、あくまで「きれいなスピンを意識している」だけという。
近年、MLBでは、空振りでもいいから力強いスイングでボールの下面をたたき、長打を狙う「フライボール革命」が浸透している。丸は「いろんな投手がいる中で、理想の弾道を描くのは難しい。純粋なホームランバッターなら別だが、僕は違う。強い打球を打つためにはどういう意識で入っていくのか、そこは日々考えていかないといけない」と話す。
この日は、G球場で自主トレを行い、ティー打撃で55スイング。カーブマシン打撃では若手育成選手の笠井、加藤らと打撃論を交わしながら72スイング。途中、その輪には同い年で親交の深い小林も加わった。「ここまで自分の中で完璧にできたと思いますし、キャンプに入ったらより実戦的な練習になる。しっかり精度を上げていければいい」と丸。万全な状態で宮崎へと乗り込む。(小林 圭太)