【巨人】岡本、原監督から直接指導、軸足を“微々々々調整”

スポーツ報知
原監督(左)から棒を使って打撃指導を受けた岡本(カメラ・橋口 真)

 巨人の岡本和真内野手(22)が25日、東京Dで行われた全体練習中に原監督から直接打撃指導を受け、特打で36本のサク越えを披露した。またアドバイザリー契約を結ぶアンダーアーマーの国内総代理店「ドーム社」から「着る酸素カプセル」と呼ばれる秘密兵器のインナーシャツが提供されることも判明。広島との開幕戦(29日・マツダ)に向けて、4番が着々と準備を進めている。ドラフト1位・高橋は、先発予定の4月2日からの阪神3連戦(東京D)に向けて、初の東京Dのマウンドで立ち投げで24球を投げた。

 軸足の右足に体重をしっかりと乗せ、岡本は軽々と打球をスタンドまで運んだ。開幕を4日後に控えた中、東京Dで行われた全体練習。フリー打撃では丸とともに特打を行い、約40分間ぶっ通しで130スイング振り込み、36本のサク越えを披露し「だいぶ良かったですね」。初の開幕4番で迎える高卒5年目のシーズンに向けて順調だ。

 マンツーマン指導の効果もあった。特打前にティー打撃を開始すると、原監督は真横にしゃがみ込み、ボールのインパクトの瞬間まで手にしていた棒を主砲の右内ももに当てていた。指揮官は「打撃というのは軸が狂ってしまうと、あんまりいいものが出ない。速い球に差し込まれるケースがあるんで、軸という部分だけです。微々々々調整だよ」と説明し、軸足への意識を徹底させた。

 昨季史上最年少で「3割・30本・100打点」を達成した岡本は、今季のオープン戦では11試合で打率2割3分5厘、2本塁打、7打点。まだまだ無限の可能性を秘めているからこそ、原監督は開幕を直前にした段階でキャンプ以降では初の直接指導を行った。これには岡本も「(軸足は)大事な所なのでしっかり意識していきたい」と感謝した。

 シーズンでハイパフォーマンスを見せるために、秘密兵器が導入されることも判明した。今シーズンからユニホームの下に着用するインナーシャツは「着る酸素カプセル」と呼ばれる最新のものがアンダーアーマーから用意された。体から発せられる熱エネルギーを吸収し、遠赤外線に変換。遠赤外線エネルギーが血液循環を促進し、体内の酸素レベルを高めることで持久力や筋力をサポートするものだという。

 今季史上最年少での3冠王と、過去に球団で4人(8度)しかないシーズン全試合4番出場を目標に掲げる主砲も「すごくいいですよ。パワーが出ます」と効果を実感している。多くの人のサポートがあるのは、誰もが背番号25に期待を抱いているからこそ。特大アーチをシーズン開幕とともに描いていく。(後藤 亮太)

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