【巨人】イースタン3連覇 内田2軍監督、宇佐見ら開花させた長所をたたえて伸ばす指導

2017年9月29日5時50分  スポーツ報知
  • イースタン・リーグ優勝で内田2軍監督はナインから胴上げされる(カメラ・酒井 悠一)

 ◆イースタン・リーグ ヤクルト3―11巨人=8回途中降雨コールド=(28日・戸田)

 巨人2軍が28日、3年連続26度目のイースタン・リーグ優勝を決めた。2位の楽天戦(泉)が中止となり、巨人は同・ヤクルト戦(戸田)前に優勝が決定。今季途中から就任した内田順三2軍監督(70)は、8月に10連勝するなど最大5・5ゲーム差を逆転してV3を達成した。10月7日にウエスタン覇者の広島とファーム日本選手権(サンマリン宮崎)で対戦する。

 強風と雨を浴びながら、古希の内田2軍監督が7度宙を舞った。指導者歴30年以上も、胴上げは初。「広島(2軍監督)のときも最高が2位だったからね。ひっくり返されて、手を離されるんじゃないかと思ったよ」と笑みが絶えなかった。

 指揮官が目指す「攻撃的な野球」を象徴するかのような試合で3連覇に花を添えた。正午すぎに2位・楽天が雨天中止でVが決まり、迎えたヤクルト戦。4番の岡本が2安打2打点、山本が3安打と安打を重ねた。8回裏無死、降雨コールドで11―3の大勝。後半戦はここまで29勝11敗3分けと快進撃で頂点をつかんだ。

 前半戦終了後、配置転換により巡回打撃コーチから就任した。前田智徳、松井秀喜、阿部慎之助ら、広島、巨人で強打者を育ててきた名伯楽の打撃指導は、とにかく振り込ませること。「古いと言われるかもしれない。でも、量をとにかくこなして質をつくり上げることが、活躍するために必要」

 岡本、吉川尚、今季支配下をつかんだ青山、田中貴、増田らを強化選手とし、試合で積極起用。練習でも振り込みを課した。「みんな、いいものを持ってプロになっている。長所を伸ばさないと意味がない」。育てた歴代の打者の話はすれど決して比べず、長所をたたえて伸ばす熱意ある指導を行った。その中で、宇佐見は1軍初昇格で3発の劇弾を放つなど、後半戦の起爆剤の一人となった。

 10月7日にサンマリン宮崎でファーム日本選手権が行われ、ウエスタン覇者の広島と戦う。「こんな形で対戦するとは思わなかった。やるからには勝ちにいきたいね」と古巣との決戦を心待ちにするが、あくまで目指すのは1軍選手の育成。「1軍の力になる選手を育てないと。岡本、吉川尚、宇佐見は特に今年、下で結果を出した。上でも貢献してほしい」。CSに進出すれば期待できそうな若手が控えている。優勝よりも先にある新戦力の台頭へ、目線はぶれない。(原島 海)

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