さくら、自己最高の61 夫婦二人三脚で不振脱出し来季シード権に前進

2018年6月12日6時0分  スポーツ報知
  • 横峯さくらVTR

 ◆米女子プロゴルフツアー ショップライト・クラシック最終日(10日、米ニュージャージー州ストックトン・シービューGC)

 7打差20位から出た横峯さくら(32)=エプソン=が1イーグル、8バーディーで日米通じて自己ベストの61をマークし通算15アンダー。今季は日米両ツアーのシード権を持っていなかったが、米ツアー自己最高の2位で来季の賞金シード復帰に大きく前進した。63で回ったアニー・パク(23)=米国=が16アンダーで初優勝。上原彩子(34)=モスバーガー=は3アンダー55位、野村敏京(25)=Qセルズ=は2アンダー61位。

 横峯の表情は充実感に満ちていた。大会コース記録に並ぶ61で、14年ミズノクラシック(日米共催)の4位を更新する米ツアー自己最高成績。一時は単独首位に立ち、プレーオフに備えて練習しながら後続のパクを待った。プレーオフには1打届かなかったが「ベストスコアを更新できてうれしい。強い気持ちで18ホールをプレーできた」とほほ笑んだ。

 強風の中、3番で4メートルに2オンするイーグルを奪い勢いに乗った。17番はアイアンでの第1打が直接カップ手前のふちを直撃し、もう少しでホールインワンとなるスーパーショット。「今は自信がある。去年は自分のスイングが分からなくなってショットが曲がった。今年はコントロールできている」と胸を張った。

 13番からはロングパットをねじ込み3連続バーディー。キャディーを務めたメンタルトレーナーの夫、森川陽太郎氏(37)が読んだラインに、妻がきっちり転がす共同作業。「ゾーンに入るってこういうことなのかな」

 昨季は不振で、日米両ツアーのシードを失って迎えたプロ15年目。1月に6年間バッグを担いだジョン・ベネット氏と米ダラスで約2週間打ち込み合宿を行い、独特の縦振りスイングを取り戻した。昨年の最終予選会は45位にとどまり、今季は前半戦の出場が限定され今大会が3戦目だった。いずれも予選を突破し、全11ラウンド中7ラウンドでアンダーパーと復活の兆しを見せている。

 最終18番は3メートル半のバーディーパットを外し「取っていたら(優勝の)可能性はあった」と悔しがった。米ツアー約2年ぶりの1ケタ順位で、今季獲得賞金は17万5369ドル(約1929万円)。昨季賞金シード圏内の80位(16万8498ドル)を超え、データ上は来季シードを手中にした。今後は米ツアーに軸足を置き、夫婦二人三脚で日本女子10人目の栄冠を狙う。

 ◆最少ストローク記録 米女子は2001年スタンダード・レジスターピンでアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)が59(パー72)。国内女子では12年サントリーレディス最終日に韓国のキム・ヒョージュが61(パー72)。米男子は16年トラベラーズ選手権最終日にジム・フューリク(米国)が58(パー70)。国内男子は10年中日クラウンズ最終日に石川遼が58(パー70)。世界主要ツアー以外では、12年にライン・ギブソン(豪州)が米オクラホマ州で55(パー71)で回り、ギネス記録に認定されている。

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