金亨成が猛チャージ まるで全英オープンの難条件で69マーク

スポーツ報知
3番でティーショットを放つ金亨成(カメラ・相川 和寛)

◆報知新聞社後援 男子プロゴルフツアー 長嶋茂雄招待セガサミーカップ第2日(7日、北海道・ザ・ノースカントリーGC=7178ヤード、パー72)

 1打差4位で出た金亨成(38)=福住運輸倉庫=が3バーディー、ボギーなしの69をマーク。通算8アンダーで通算5勝目に王手を掛けた。今平周吾(25)=レオパレスリゾートグアム=らが2打差の2位。日米通算13勝の丸山茂樹(48)の長男で、ツアー初戦のアマチュア・奨王(しょうおう、18)=UCLA=は3オーバー84位で予選落ち。

 まるで全英オープンを想起させる難条件下で、“ハンパない”猛チャージを披露した。真冬の寒さの中、金は5番で9メートルのバーディーパットを沈めると、7番は8アイアンで1メートルにつけ、13番は第3打をベタピンにつけてのバーディー。「風も強いし、寒いし、雨も降ってるし。今日は2クラブ飛距離が違いました。距離が長く感じました」。この日2人しかいないボギーなしラウンドに、韓流イケメンの顔は崩れっ放しだ。

 サッカーW杯で日本代表FW大迫勇也(28)が得点し「大迫ハンパないって」という言葉が大流行中。実は当時高校生の大迫が初めて言われた09年から、金も日本ツアーを主戦場とし「ハンパない」が口癖だ。13年5月の日本プロでは、松山英樹を最終日9打差大逆転で優勝し「うれしさはハンパない」と喜びを爆発させた。

 現在の“ハンパない”ブームについては「知っています。今度は自分がもっと使いたいと思います」と金。15年10月以来の栄冠をつかみ、流行語を交えた優勝インタビューで観客をわかせる。(榎本 友一)

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