“日本一曲がらない男”稲森佑貴が首位浮上、日本オープンで初Vへ一直線

2018年10月14日6時10分  スポーツ報知
  • 初優勝を狙う稲森は、通算11アンダーで首位に浮上した

  ◆男子プロゴルフツアー 国内メジャー第3戦日本オープン第3日(13日、神奈川・横浜CC)

 1打差2位で出た稲森佑貴(24)=フリー=が6バーディー、2ボギーの67で回り、通算11アンダーで単独首位へ浮上。4年連続フェアウェーキープ率1位の“日本一曲がらない男”は、同じ鹿児島出身で09年大会覇者の小田龍一以来8人目となる日本オープンでの初Vに王手をかけた。12年賞金王・藤田寛之(49)=葛城GC=が4打差の3位につけた。

 83回目となる日本一決定戦のチャンピオンブレザーに、稲森が手をかけた。ショットで抜群の安定感を見せ6バーディーの67。5番で8メートルを沈めて伸ばすと単独首位をひた走った。フェアウェーキープ率86・67%、パーオン率88・89%でともに全体1位。グリーン周りに傾斜やワナが潜む難コースで唯一となる3日連続の60台で、2位に3打差をつけ「今日もティーショットが悪くなかったので組み立てやすかった。リーダーボードを見ながら、もっとバーディーを取って突き離していきたいと思っていた」と胸を張った。

 5月のメジャー、日本プロでは1打差3位と惜敗。最終日の最終18番で、決めればプレーオフだった4メートルのバーディーパットをショートした。自己最高位タイにも「悔しさしかない。あのパットはもったいなかった」と猛省。以降は「オーバーしても返しを入れればいい。チャンスは狙っていこう」と強めのパットを心がけている。14番パー5でピン手前5メートルに2オン。強めのイーグルパットはカップに蹴られたが、返しのバーディーパットを冷静に沈めた。

 地元の先輩以来の快挙を狙う。09年大会。中学3年生だった稲森はテレビ観戦し石川遼、今野康晴と三つどもえのプレーオフを制した小田龍一の雄姿に感動した。国体でチームメートとなった縁で、鹿児島市内のホテルでの祝勝会に出席した。「最も身近なプロがツアー初優勝して、しかもメジャーですごいな、と。うれしかったですし、良い刺激になりましたね」

 今季のフェアウェーキープ率75・07%は1973年のツアー制施行後1位だ。「そのタイトルには、もうこだわっていない。試合に出る以上は優勝を目指しています。日本オープンは強い選手が勝っていて格式もある」。正確なショットを武器に、9年前の先輩と同じ歓喜を勝ち取る。(榎本 友一)

 ◆初優勝が日本オープンだった選手

 1973年のツアー制施行後では77年(習志野CC)のセベ・バレステロス(スペイン)、80年(相模原GC東C)の菊地勝司、81年(日本ラインGC)の羽川豊、95年(霞ケ関CC東C)の伊澤利光、96年(茨木CC西C)のピーター・テラベイネン(米国)、02年(下関GC)のデービッド・スメイル(ニュージーランド)、09年(武蔵CC豊岡C)の小田龍一の7人。初優勝が日本タイトルの選手は、6月の日本ツアー選手権森ビル杯の市原弘大ら25人。

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