永井花奈、今季初優勝へ1差3位…石川遼との練習ラウンドで肩の力抜けた

スポーツ報知
16番ティーで笑顔を見せる永井(右)

◆女子プロゴルフツアー 富士通レディース第2日(13日、千葉・東急セブンハンドレッドC西C=6675ヤード、パー72)

 6位から出た永井花奈(21)=デンソー=が3バーディー、1ボギーの70で回り、通算5アンダーで首位と1打差の3位につけた。男子の石川遼(27)=カシオ=との練習ラウンドで復調のきっかけをつかみ、今季初優勝を狙う。アン・ソンジュ(31)とイ・ミニョン(26)=ともに韓国=が6アンダーで首位。

 永井は3番で3メートル、4番で5メートルを沈め連続バーディー。14番でも5メートルを決めて伸ばした。「キーはパターだった。今週は不安がない。これがスコアにつながった」。16年7月のプロテストでトップ合格した実力者は納得の表情を見せた。

 前週のスタンレーレディス(5~7日・静岡)では今季9度目の予選落ちを喫した。試合後、石川から「一緒に回ろう」と連絡が来た。北海道や沖縄で石川の主催するジュニア合宿に参加したことがあり「師匠」と憧れる先輩。8日に一緒に練習ラウンドを行い「何も考えず楽にプレーして、本当に楽しかった」。試合では「考え過ぎだった」と痛感し、肩の力が抜けた。

 毎週「ボギーは3つまで」など自分を試しながらのプレーが続いていたが、今週は「目の前の球をどう打つか」ということだけに集中した。パターもアマチュア時代に知人からもらった物で、プロの試合ではほとんど使わなかったL字型に替えた。「今はこれがしっくりきそうなので、明日も同じことをやり通せたら」。約1年ぶりの2勝目に向け、信念を貫く。(宮下 京香)

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