19歳の美人プロ・原英莉花、12位に後退 アン・ソンジュと初対決で完敗「背中が遠くに見えた」

スポーツ報知
11番グリーンでラインを読む原英莉花

◆女子プロゴルフツアー NOBUTAグループ マスターズGCレディース第3日(20日、兵庫・マスターズGC)

 首位と1打差の2位からスタートした19歳の美人プロ・原英莉花(フリー)は2バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの76と崩れ、通算5アンダーの12位に後退した。初めて同組で回った韓国のアン・ソンジュ(31)=モスバーガー=が67をマークし、通算14アンダーで首位浮上。18ホールで9打の大差をつけられた原英は完敗を糧に今後の飛躍を誓った。首位と5打差の2位に菊地絵理香(30)=オンワードホールディングス=が続く。

 173センチ、58キロ。モデル並みのルックスを持つ原英莉花は、最終組で賞金ランク首位のアン・ソンジュと初対決した。予選ラウンドでは「セクシークイーン」と呼ばれる韓国のアン・シネ(27)と同組で回り、スコアでも存在感でも圧倒。しかし、この日の「マネークイーン」との直接対決は勝手が違った。

 8番で4パットを喫し、ダブルボギーをたたくなど76と崩れた原英に対し、アン・ソンジュは強風の中、67をたたき出した。同スコアでスタートしたが、終わってみれば首位に立ったアン・ソンジュと9打の大差。初優勝は絶望的となった。

 「背中が遠くに見えた。パーパットの集中力がすごい。全部、入りましたね」と原英は女王に脱帽した。

 それでも、気持ちは前向き。「明日、バーディーを取り返したい。落ち込まずに頑張ります」と笑顔で話した。日本ゴルフ界のレジェンド・尾崎将司(71)のまな弟子は、飛距離ランク4位とスケールの大きなゴルフが持ち味。「アン・ソンジュさんのプレーを間近で見られてよかった」。この日の完敗で19歳はさらに大きくなる。(竹内 達朗)

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