畑岡奈紗、日本人最年少米ツアー2勝「来年はメジャー優勝」…仲良しSB柳田とお祝い

2018年11月5日6時0分  スポーツ報知
  • 畑岡奈紗
  • 昨オフ、クラブを振る柳田(左)と並んでバットでスイングする畑岡(ドーム社提供)

 ◆米女子プロゴルフ協会公式戦 TOTOジャパンクラシック 最終日(4日、滋賀・瀬田GC北C)

 4打差3位から出た畑岡奈紗(19)=森ビル=が7バーディー、2ボギーの67で回り、通算14アンダーで逆転優勝。6月のアーカンソー選手権に続き、19歳295日で野村敏京(23歳151日)の記録を更新する日本人最年少の米ツアー2勝目(日本ツアー4勝目)を飾った。今大会の日本人覇者は2011年の上田桃子以来9人目。来季は1977年全米女子プロを制した樋口久子以来2人目の海外メジャー優勝を目標に掲げた。

 自国開催での米ツアー優勝は格別だった。畑岡は1打リードの18番、下り3メートルのバーディーパットを慎重に放った。4626人の歓声に押され、ボールがカップに消えると右拳を2度揺らし、高々と突き上げた。「本当に最後まで緊張していたけど、勝てて良かった。アメリカに行って成長した姿を見てもらいたかった」

 序盤からバーディーを重ね、4打差をつけられていたリーを6番で抜き去った。前半で後続に3打差をつけたが「その展開は想像していなかった」。11番からティーショットが左に曲がり連続ボギー。シガンダに並ばれたが、14番で残り94ヤードの左バンカーから50度ウェッジの2打目を1メートルにつけるバーディーで突き放した。

 自身は巨人ファンだが、前夜(3日)は親交のあるプロ野球・柳田悠岐外野手擁するソフトバンクの日本一に心を躍らせていた。夕食のカツ丼を食べて宿舎に戻り、母・博美さん(48)と「早く決めて~」と、テレビの前から日本シリーズに声援を送った。

 昨年末、都内にある米スポーツ用品大手「アンダーアーマー」の日本総代理店ドーム社で、ともに契約する柳田と初対面した。身長158センチの畑岡は30センチ高い柳田に緊張気味にあいさつ。互いの競技が好きという縁でドライバーとバットをプレゼントし合い「来年も頑張ろう」とエールを交わした。「今オフも本社の報告会が同じ日になるかもしれません」と同社担当者。日本一と米2勝の“同時祝勝会”になる可能性もある。

 国内で唯一の日米ツアー共催大会。海外勢に優勝をさらわれることが多かったが、46回目で日本人9人目の優勝者となった。同一年の米ツアー複数回Vは16年の野村以来6人目。世界ランクも16位から7位前後に上がる見込みだ。20年東京五輪の金メダルを目標に掲げる日本のエースは「2勝とも3日間(大会)なので、4日間大会で勝ちたい。来年はメジャー優勝が目標。強くなるためにも米国に拠点が必要だと思う」と温暖なフロリダ州などを候補に腰を据えて飛躍を目指す。(岩原 正幸)

 ◆日本人の米女子ツアーの同一年複数回優勝 畑岡が6人目(11例目)。過去には通算17勝の岡本綾子(84年3勝、86年2勝、87年4勝、88年3勝)、同9勝の宮里藍(10年5勝、12年2勝)、同3勝の野村敏京(16年2勝)らがいる。

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