額賀辰徳、大学ゴルフ部同級生の友美夫人と二人三脚で初V 夫妻に巡ってくる幸運のゾロ目

スポーツ報知
6番ホールで、富士山をバックに第2打を放つ額賀辰徳。通算9アンダーでツアー初優勝を果たした(カメラ・今西 淳)

◆男子プロゴルフツアー 三井住友VISA太平洋マスターズ最終日(11日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)

 3打差3位で出た額賀辰徳(34)=フリー=が1イーグル、4バーディー、2ボギーの66で回り、通算9アンダーでプロ13年目の初優勝。プロ野球の巨人ファンで原辰徳監督(60)の復帰を歓迎する飛ばし屋が今季最終戦のメジャー、日本シリーズJTカップ(29日開幕・東京よみうりCC)初出場を決めた。

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 額賀の妻・友美さん(35)は中央学院大ゴルフ部の同級生で、ともに主将だった。「『ただ飛ぶだけ』と言われて、結構苦労していたのでホッとしましたね」と二人三脚で追いかけてきた初優勝に目尻を下げた。

 「覚えていられるように」とゾロ目の08年8月8日に結婚。それから10年後、初優勝は11月11日だった。「これも忘れないですね。QT(来季出場権をかけた予選会)は受けたくないと言っていましたが、まさか(同時期開催の)JTに出られるなんて」と日本シリーズ初出場を喜んだ。「サポートしてくれた家族にも恩返しができたかな」と額賀。スイート10ダイヤモンド以上に輝く、結婚10周年の贈り物となった。(榎本 友一)

 ◆額賀 辰徳(ぬかが・たつのり)1984年3月28日、茨城・鹿島町(現鹿嶋市)生まれ。34歳。中学まではサッカー部で14歳でゴルフを始め、中央学院大時代の04年の日本オープンでローアマを獲得。08年のPRGRカップなど下部ツアー4勝。09年(54位)、15年(61位)にレギュラーツアーの賞金シードを獲得。09、10、12、15年のドライビングディスタンスでツアー1位。家族は妻と2男。183センチ、80キロ。

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