平均年齢19・3歳 史上最年少の最終日最終組でプロ初V目指す勝が抜け出す

スポーツ報知
6番、ティーショットを放つ勝みなみ

◆女子プロゴルフツアー 大王製紙エリエールレディス 最終日(18日、愛媛・エリエールGC松山=6525ヤード、パー72)

 勝みなみ(20)=明治安田生命=、松田鈴英(れい、20)=ニトリ=、アマチュアの上野菜々子(18)=東海大大阪仰星高3年=、有村智恵(30)=日本HP=の4人が通算13アンダーの首位タイからスタートし、最終組がハーフターンした。

 勝、松田、上野の組み合わせで平均年齢19・33歳とツアー史上最年少となった最終日最終組で、勝が前半の9ホールを4バーディー、ボギーなしの32で回り、17アンダーで2位に2打差をつけ首位で折り返した。アマチュア時代のKKT杯バンテリンレディス(2014年4月)以来、4年ぶりの2勝目&プロ初Vを目指し、勝負のサンデーバックナインに向かった。

 今季トップ10入り8回と好調で念願の初優勝を狙う美人プロ松田が前半を3バーディー、1ボギーの34で回り、15アンダーとして2打差2位で勝を追いかける。

 アマチュアとしてツアー史上7人目の優勝がかかる上野、ともに15番まで7つスコアを伸ばした菊地絵理香(30)=オンワードホールディングス=と韓国の李知姫(39)=フリー=の4人が3打差3位に続く。

 今季2勝目、ツアー通算15勝目を狙う有村は前半9ホールすべてパーで13アンダーのままで4打差の6位。

 現在、賞金ランクトップのアン・ソンジュ(31)=モスバーガー=を大逆転するためには最終2連戦で連続優勝が絶対条件の申ジエ(30)=スリーボンド=は首位と1打差の5位からスタートしたが、前半9ホールでスコアを伸ばせず5打差の8位。アンの4年ぶり4度目の賞金女王決定の可能性が高まっている。

 今大会は、3人1組としてはツアー史上最年少の最終日最終組が実現。これまでは2003年ヨネックスレディスの古閑美保(当時21)、竹末裕美(同20)、アマチュア宮里藍(同18)の3人による平均19・67歳が最年少記録だった。2人1組では16年日本女子オープンで柏原明日架(当時20)とアマチュア長野未祈(同15)の平均17・5歳だった例がある。

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