【柏木キャディーが見た】今平周吾は負けず嫌いな「とっぽい兄ちゃん」

2018年12月3日6時10分  スポーツ報知
  • 談笑する今平周吾(左)と柏木一了キャディー

 ◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー今季最終戦 日本シリーズJTカップ最終日(2日、東京よみうりCC=7023ヤード、パー70)

 史上最小身長165センチの賞金王が誕生した。今平周吾(フリー)は4バーディー、2ボギーの68で回り、通算5アンダーで8位。今季14度目のトップ10と安定感を発揮し、日本人では2009年の石川遼(18歳)、13年の松山英樹(21歳)に次ぐ3番目の年少記録となる26歳61日で頂点に立った。柏木一了(かずのり)キャディー(50)が、賞金王の「技」について語った。

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 周吾とはコンビを組んで2年だけど、第一印象は「とっぽい(生意気な)兄ちゃん」かな。最初はプロアマ戦でも、無口な周吾の代わりに自分が盛り上げ役をやりました。ただ試合になれば負けず嫌いで集中力が半端ない。ボギーの次にバーディーを取る。球をミートする技術があんなに優れた選手はいないですよ。

 ミスをしても絶対に人のせいにはせず、認めて伝えてくれる。「右が気になる。クラブがうまく入らない」とか。こっちも「普通にやればいい」と言える。でも、あまり人の話を聞かないかな(笑い)。

 昨年オフ、東京五輪を目指そうと誓い合った。周吾の実家は会場(埼玉・霞ケ関CC)から近所だし、出てほしい。今年は3勝という気持ちはあったけど、負けた時は勝負どころでことごとく外していた。10月の日本オープンで、12年賞金王の藤田寛之プロと練習ラウンドで回り、マネジメントを学んだことも大きかったんじゃないかな。

 8月から60度ウェッジ(タイトリスト・ボーケイ)を2本入れている。全く同じものを2本なんて聞いたことがない。1本は昨年から使い、もう1本は新品。溝が削れてるものと、新しいものをスピンをかけるかどうかで使い分ける。グリーン脇まで2本持っていき、本人が感覚で選ぶ。俺は見分けられるようにヘッドを黒ペンで塗っているよ。すごいことを簡単にやるので、驚かされますよ。

 日々の成長を見ると父親のような気持ちになる。夏の全米プロで、本人にこう言ったんだ。「こういう舞台(海外メジャー)にまた一緒に来たい。キャディーとして、人として成長できたのは周吾君のおかげだよ」

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