山口すず夏がプロ転向会見 宮里藍、畑岡奈紗に続く3人目の女子高生プロが誕生!

スポーツ報知
プロ転向の会見を行った山口すず夏

 女子ゴルフの山口すず夏(18)=東京・共立女二高3年=が都内で17日、プロ転向会見を開いた。今月から「環境ステーション」との2年間の所属契約を発表し、2020年東京五輪日本代表入りを目指すことを宣言した。

 制服姿の山口は「昨年12月25日に米女子ツアーへの登録を済ませ、アメリカでプロという新たな道を歩むことになりました。高校生で米女子ツアーの出場権を獲得したのは、尊敬する畑岡奈紗さんに次ぐ2人目ということで、大変うれしく思います」などと、大勢の報道陣の前で笑顔であいさつした。

 7歳で父と兄の影響でゴルフを始め、男子ツアー通算48勝の中嶋常幸(64)主宰のトミーアカデミーで腕を磨いた。15年の全米女子オープンに日本地区最終予選を勝ち抜き、日本人最年少14歳で出場。昨年11月の米女子ツアー最終予選会を36位で通過した。163番目程度の出場優先順位で、前半戦での好成績を目指していく。

 日本ツアーを経ずに、米女子ツアーへの挑戦を決意した理由を山口は「とにかく東京五輪に出たいからという思いにほかなりません。日本でプロになれるのは今年の秋以降で、世界ランクを上げることができません。親に無理を言って挑戦させていただきました」と説明した。

 女子高生でのプロ入りは2003年の宮里藍、2016年の畑岡奈紗に続き3人目。中学時代から親交のある畑岡とは「日本勢みんなで頑張りたい」などと健闘を誓い合っている。現在の世界ランクは518位。20年東京五輪での日本代表(現状)2枠に入るには今後、日本勢2番手以内に世界ランクを上げることが必要となる。

 2月の米女子ツアー第2戦、ISPSハンダ・ビックオープン(7~10日・メルボルン)がプロデビュー戦となる。ISPSオーストラリア女子オープン、LPGAホンダタイランドと3連戦で出場予定。「予選を突破し、ベスト10と言わず、優勝を目指していきます。5月のリシャッフルまでに後半戦の出場権を獲得し、東京五輪への道筋をつけるつもりです」と、力強く意気込みも語った。

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