選手会長2年目初戦の石川は2アンダー69

スポーツ報知
石川遼

◆アジアンツアー共同主管 男子プロゴルフツアー開幕戦 SMBCシンガポールオープン第1日(17日、セントーサGC=(7403ヤード、パー71)

 競技は現地時間17日午後2時8分(日本時間同3時8分)、雷雲接近により中断となっている。

 選手会長就任2年目を迎えた石川遼(27)=カシオ=は、2017年の海外メジャー・マスターズ覇者のセルヒオ・ガルシア(39)=スペイン=と同組で回り、5バーディー、3ボギー、69でホールアウトした。現時点で首位と3打差の暫定14位につける。

 10番で右バンカーからの第2打をピン左3メートルにつけてバーディー発進した。15番では4メートルのバーディーパットを沈めた。18番パー5では第2打のアイアンショットをグリーン奥まで運び、カラーからパターで1メートルに寄せて、前半だけで3バーディーを奪った。

 後半2番パー3では残り15ヤードからサンドウェッジでチップインバーディーを決め、拍手喝采を浴びた。続く3番で初ボギーとしたが、4番パー5で5メートルのバーディーパットをねじ込んだ。しかし、7番で第2打をミスし、最後は2メートルのパーパットを外しボギーとした。最終9番でも、第2打地点で大雨が降る不運もある中、1メートル強残したパーパットを左に外してボギー。一時は4アンダーで首位に並んでいたが、終盤に失速した。

 16日の公式会見では「今年はいいプレーをした時に、2回、3回と勝っていけるように。素晴らしいコース状態で非常に楽しみ。世界のトップ選手が出場してくれるのはアジアや日本の選手にとっても大きい」と、意気込みを語っていた。12日にシンガポール入りし、14日の練習ラウンドと16日のプロアマ戦で計2ラウンドを消化して臨んだ。

 新年は4日から都内で選手会理事会に出席した。「1年やって見えてきたこともある。ファンと選手の距離を近づけていきたい」。昨年に続いてツアー改革に奮闘する。

 ラウンド後は「内容的には良くなかった。よくこのスコアで回ったな。後半にボギーが出たので改善したい。パットも全体的につかまり気味だったので、修正したい。この悔しさを明日、リベンジできるように」と振り返った。

 洪健堯(台湾)が5アンダーで暫定首位に立つ。池田勇太、藤本佳則らが4アンダーの同2位につける。片岡大育、川村昌弘らが3アンダーの同5位としている。昨年覇者のガルシアは石川と並び、2アンダー、同14位。昨年賞金王の今平周吾は4ホールを終えて、イーブンパーの同49位となっている。

 ガルシア(2アンダー発進に及第点)「スタート前は鼻づまりがあったので、69は良かった。良いプレーができた。まだいくつかさびついたショットがあったが、このスコアで終わったので。グリーンもトリッキーで速いところもある中、パッティングも良かった。スピードに注意してできた」

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