TBS佐々木社長、女子ゴルフ放映権権問題に初言及「来季は放送を断念せざるを得ない状況」

スポーツ報知
LPGA小林浩美会長

 TBSの定例社長会見が27日、東京・赤坂の同局で行われ、佐々木卓社長が女子ゴルフの放映権権問題について初めて言及した。

 放映権をめぐっては、日本女子プロゴルフ協会(LPGA)の小林浩美会長がテレビ放映権について、協会に帰属すると一括管理の方針を主張し、テレビ局側と対立状態にある。

 TBSは、同局系列が主催する3月7日開幕のダイキンオーキッドレディスなど2大会を含む、4大会を制作放送している。佐々木社長は、LPGA側の対応について「残念ながら一方的で理解できない。意見が対立したものを放送することはないが、選手に迷惑かかり、ファンの方も考えて今季は放送する。来季は協議が進展しないなら、放送を断念せざるを得ない状況」と明言した。

 またLPGAが目指している動画ネット配信についても、「主催者が関与するもの。LPGAが行うのは違うと思う」とした。

 LPGAは17年8月から「財政基盤の立て直し」を理由に「放映権の帰属」を各大会主催者に通達した。急ピッチで一括管理を推し進めたことで、テレビ局主催など多くの大会と対立。昨年12月の19年日程発表会見では、日本テレビ系主催の3大会を「来季開催中止」とLPGAが一方的に発表した。だが今年1月、LPGAは一転して、中止とした3大会について開催が決定したと伝えた。

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