比嘉真美子、幕内・勢と婚約発表後初V…東京五輪代表へ「全力でつかみに行く」

2019年3月11日6時0分  スポーツ報知
  • 比嘉はウィニングパットを沈め、ギャラリーの声援に応える
  • 地元の開幕戦で優勝を果たし、母・彰子さんと抱き合って喜ぶ比嘉真美子(カメラ・宮崎 亮太)

 ◆女子プロゴルフツアー開幕戦 ダイキンオーキッドレディス最終日(10日、沖縄・琉球GC=6514ヤード、パー72)

 7打差の首位から出た比嘉真美子(25)=TOYO TIRES=は3バーディー、3ボギー、2ダブルボギーの76と崩れたが、通算5アンダーで逃げ切り通算5勝目を飾った。開幕戦の日本人優勝は2013年の森田理香子以来6年ぶり。日本勢3番手で47位の世界ランクは42位前後に上昇する見込みで、2枠を争う20年東京五輪代表に追い風となった。

 地元ファンの指笛が心地良かった。比嘉は最終18番、目を潤ませながら50センチのパーパットを沈めた。「やっと終わったな。頑張り続けたらいいことがあるんだ」。3打差の逃げ切りで両手を高く上げ、重圧から解き放たれた。

 3日目を終えて7打差の貯金を生かした。「緊張もあった」と8、13番でダブルボギー、16番のボギーで一時は後続に2打差に詰め寄られた。「つらくて、しんどかった」が17番のバーディーで突き放した。

 大会32回の歴史の中で、沖縄県勢の優勝は2004年の宮里藍以来2人目。翌05年、小学5年生だった比嘉は会場の練習場で選手に球を渡すボランティアをしていた。通算50勝の不動裕理にサインをもらい、プロへの憧れを強くした。「14年後に、この大会で優勝する夢が現実になった。(優勝した瞬間は)夢と現実をさまよっている感じだった」

 昨年6月に大相撲の幕内・勢(32)との婚約発表後、初めての優勝を手にした。「大切な人が増えるということで、自分自身が強くならなければという気持ちになれた」。吉報を届け、約3時間後に行われた勢の春場所初日の白星を呼んだ。昨年賞金ランク4位の実力者には初の賞金女王にも期待が集まる。「自分の頑張り次第で(今季)終盤に見えてくれば」と誓った。

 11日付の世界ランクは47位から42位前後に上がる見込み。ジュニア時代に松山英樹(27)らと日の丸をつけてナショナルチームで活動しており、東京五輪への思いは強い。現在は圏外の3番手だが「チャンスがあるなら全力でつかみに行く。夢で終わるのではなく、しっかり自分のものに。今年と来年序盤に勝ちまくらないと届かないので、毎週優勝争いして優勝できるように」と前を見据えた。(岩原 正幸)

 ◆比嘉の優勝用具 ▽1W=G410プラス(ロフト角9度、45インチ、硬さS)▽3W=G410LST、5W=G410▽4UT(22度)=G410▽5~9I、PW=i210▽ウェッジ(52、56、60度)=グライドフォージド▽パター=ボルト2・0クレイジー▽ボール=タイトリスト・プロV1(ボール以外はピンゴルフ製)

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