【中山新馬戦】14番人気ミズカゼが初陣V 3連単は100万円超の大波乱

スポーツ報知
中山3Rは単勝万馬券、3連単100万馬券の大荒れ決着

 14日の中山3R・3歳新馬戦(ダート1800メートル=16頭立て)は、スマートファルコン産駒のミズカゼ(牡、美浦・田村康仁厩舎)が、14番人気で単勝104・3倍の低評価を覆して初陣を飾った。3連単は、3着に13番人気のヒナイチカグラヤが入り、104万5570円の大波乱となった。勝ち時計は1分59秒8。

 道中は逃げるジュンサロマの背後で体力を温存。3コーナー付近で少し手応えが怪しくなったが、直線で再び盛り返すと、最後は外から迫るヘッドスタートとのたたき合いを制した。木幡初也騎手は「追走に苦しんだが、勝負どころでハミを取って、一生懸命走ってくれた。砂をかぶってもひるまなかった。いい競馬でしたね」と納得の表情で振り返った。

 田村康仁調教師は「あまりけいこで動かないタイプだけど、(調教を)ガンガンやらせたのがよかったのかな。この馬なりに息はできていたと思う」と、実戦での変わり身に笑顔を浮かべた。

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