JRA現役騎手最年長52歳の木幡初広騎手が引退「34年間の騎手生活はやり切った」

スポーツ報知
17年4月、史上初となる親子4騎手競演を果たした木幡ファミリー(左から)長男・木幡初也、父・木幡初広、次男・木幡巧也、三男・木幡育也

 木幡初広騎手(52)=美浦・杉浦宏昭厩舎=が3月31日をもって現役を引退することが29日、JRAから発表された。現役最後の競馬開催日となる31日の騎乗予定はない。

 木幡初広騎手は1984年3月にデビューし、同年5月13日の新潟1R(エドワーズシチー)で初勝利。1997年新潟記念(パルブライト)で重賞初勝利を挙げ、JRA重賞はほかに2001年新潟2歳S(バランスオブゲーム)、2002年福島記念(ウインブレイズ)など通算8勝。JRA通算784勝。長男の木幡初也騎手(22)=美浦・鹿戸雄一厩舎=、次男の木幡巧也騎手(21)=美浦・牧光二厩舎=、三男の木幡育也騎手(19)=美浦・藤沢和雄厩舎=は現役ジョッキー。2017年4月1日の中山6Rでは、JRA史上初めて親子4騎手が同一レースに騎乗する快挙を果たした。

 52歳はJRA現役騎手最年長。34年間のジョッキー生活にピリオドを打った。引退後は杉浦宏昭厩舎で調教助手となる。木幡初広騎手は「この年齢まで乗り続けることができたのは、関係者や理解のあるオーナーのお陰です。感謝しています。また、特に妻には感謝しています。妻がいなければ息子たち3人は騎手になっていなかったと思います。34年間の騎手生活はやり切ったという思いがします。今後は、自分が勝てなかったG1を子供たちに勝ってほしいと願っています。騎手引退後は、調教助手として競馬に関わっていきますので、よろしくお願いいたします」とコメントした。

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