【フローラS展望】ディープインパクト産駒のサトノワルキューレが中心

スポーツ報知
フローラSの登録馬。*騎手は想定

 オークスTRの第53回フローラステークス・G2が22日、東京競馬場の芝2000メートルを舞台に行われる。

 2400メートルのゆきやなぎ賞で2勝目を挙げたサトノワルキューレ(牝3歳、栗東・角居勝彦厩舎=ディープインパクト産駒)が中心。牝馬らしからぬ抜群の持久力を生かした息の長い末脚が武器。大目標のオークスを前に、ここは負けられない一戦だ。

 こちらもスタミナに自信をもつノームコア(牝3歳、美浦・萩原清厩舎=ハービンジャー産駒)。デビュー2連勝から6か月半ぶりの出走となったフラワーCは3着だったが、積極策から粘り込んだ内容は悪くなかった。ひと叩きの上昇も大きそうで凡走はイメージしづらい。

 ここからはディープインパクト産駒の良駒がズラリ。君子蘭賞2着のセンテリュオ(牝3歳、栗東・高野友和厩舎=ディープインパクト産駒)も強烈な末脚が持ち味。重賞2勝トーセンスターダムの全妹で血統背景も上質だ。

 ミモザ賞1着のレッドベルローズ(牝3歳、美浦・鹿戸雄一厩舎=ディープインパクト産駒)は、フェアリーS(3着)でプリモシーンと差のない競馬。実績的にここでも互角以上だろう。

 フラワーC7着のノーブルカリナン(牝3歳、栗東・友道康夫厩舎=ディープインパクト産駒)もエルフィンSで半馬身差2着がある好素材。クイーンC4着オハナ(牝3歳、美浦・堀宣行厩舎=ディープインパクト産駒)、チューリップ賞4着サラキア(牝3歳、栗東・池添学厩舎=ディープインパクト産駒)も東京向きの脚を備え、警戒が必要。福島で新馬、きんもくせい特別連勝のレーツェル(牝3歳、美浦・伊藤大士厩舎=マンハッタンカフェ産駒)も印象は地味ながら確かな力量の持ち主でマークしておくべきだろう。(大上 賢一郎)

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